本国では行われないテーマ別展示! 約350年にわたる風俗画の変遷を追う
毎年約20万の日本人が訪れるルーヴル美術館。古代エジプト美術、イスラム美術、工芸、絵画など多岐にわたる膨大なコレクションの中から、16〜19世紀半ばの風俗画にテーマを絞り、紹介される企画展です。
人々の日常生活の情景を描いた風俗画は、貴族から物乞いまで様々な身分や職業の人が登場し、当時の暮らしぶりなどがよく分かる一方、ありのままの現実ではなく道徳や教訓を織り込んだ脚色がなされることもあり、その謎解きが鑑賞時の楽しみの1つともなっています。
本展では、ヴェネツィア派絵画の巨匠ティツィアーノ、ネーデルラント絵画を代表するブリューゲルやクエンティン・マセイス、17世紀にフランスで活躍したル・ナン兄弟、スペイン・バロックの巨匠ムリーリョ、ロココ絵画を牽引したヴァトー、ブーシェ、シャルダン、フラゴナール、レアリスムの旗手コロー、ミレーなど、各時代を代表する画家たちの作品約80点を展示。特に、初来日となるフェルメールの《天文学者》は円熟期の傑作と言われており、必見です。
地域や時代別の常設展示が基本の本場ルーヴル美術館では見ることができない、風俗画の変遷を3世紀半にわたって横断的にたどれる希少な機会となります。
展覧会名 | ルーヴル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄 |
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会期 | 2015年2月21日(土) 〜6月1日(月) |
休館日 | 火曜日(ただし5月5日・26日は開館) |
時間 | 10:00〜18:00 (金曜および5月23日・24日・30日・31日は20:00まで、4月25日は22:00まで) ※入場は閉館時間の30分前まで |
会場 | 国立新美術館 企画展示室1E 港区六本木7-22-2 >> 会場の紹介記事はこちら |
入場料 | 当日 一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円 |
公式サイト | https://www.ntv.co.jp/louvre2015/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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