ボッティチェリとルネサンス フィレンツェの富と美

世界各地から名作10数点が来日!巨匠ボッティチェリの作品を通して眺めるフィレンツェの金融業

フィレンツェで興ったルネサンス絵画を牽引した巨匠ボッティチェリの作品から、金融業の繁栄とメセナ活動に注目する企画展です。

13世紀以来、国際金融の中心として栄えたフィレンツェでは、銀行家や商人が自分たちの邸宅を飾るための作品を多数注文するようになり、芸術活動が盛んになります。
 1445年に皮なめし職人の息子として生まれたボッティチェリはフィリッポ・リッピの工房で修業し、1472年には工房の親方として画家組合に入会します。フィレンツェを実質的に支配していたメディチ家や商人たちの依頼で数々の名作を描きました。ロレンツォ・デ・メディチの死後、神権政治を行ったサヴォナローラに共鳴して、晩年は神秘主義的な作品を多く残しています。

本展は6章立てで構成され、ボッティチェリの作品を中心にフラ・アンジェリコ、ロレンツォ・ディ・クレディなど、ルネサンス時代の画家の作品をクローズアップ。単なる展示ではなく、国際通貨として流通していたフィオリーノ金貨、中東との交易に利用した航海図なども紹介します。特に、5月6日までの限定で日本初公開となる《聖母子と洗礼者聖ヨハネ》は、イタリア政府の門外不出リストに登録されている名画。間近で楽しめる絶好の機会となります。

サンドロ・ボッティチェリ 《聖母子と洗礼者聖ヨハネ》 1477-1480年頃、テンペラ・板、直径96.5cm、ピアチェンツァ市立博物館 © Musei civici di Palazzo Farnese - foto Carlo Pagani ※展示期間:3/21〜5/6
サンドロ・ボッティチェリ 《聖母子と二人の天使》 1468-1469 年頃、テンペラ、油彩・板、107×75cm、ストラスブール美術館 © Photo Musées de Strasbourg, A. Plisson
マリヌス・ファン・レイメルスヴァーレに基づく模写 《高利貸し》 1540年頃、油彩・板、100×76cm、フィレンツェ、スティッベルト博物館 © Archivio fotografico Museo Stibbert, Firenze
サンドロ・ボッティチェリ 《受胎告知》 1481年、フレスコ、243×555cm、フィレンツェ、ウフィツィ美術館 © Gabinetto Fotografico della S.S.P.S.A.E e per il Polo Museale della città di Firenze
開催概要
会期 2015年3月21日(土・祝) 〜 6月28日(日)
休館日 4月13日(月)、4月20日(月)
時間 10:00〜19:00(金・土は21:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 Bunkamuraザ・ミュージアム
渋谷区道玄坂2-24-1 
入館料 一般 1,500円、高大生 1,000円、小中生 700円
公式サイト https://www.bunkamura.co.jp/museum/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2015年3月更新