家康たちが築いた江戸城、駿府城、二条城― 絵図、城郭図、屏風、装飾品などその魅力を多角的に紹介
1603(慶長8)年、征夷大将軍になり、江戸幕府を開いた徳川家康。中央集権を進めるべく、日本各地に城を築いて拠点としました。天守や御殿を描いた絵図、当時の装飾品などから、各地の城の役割や魅力に迫る企画展です。
徳川幕府の中枢である江戸城、家康が幼少期と晩年を過ごした駿府城、天皇行幸の舞台となった二条城などは、幕府を開いた後に諸国の代表に命じて城郭普請を行いました。江戸城の天守は、江戸時代に3度も建てられながら通算51年しか存在せず、3度目は1657年の明暦の大火で焼失しています。名古屋に近い彦根城は関ヶ原の合戦後に井伊家らにより築城され、その天守は国宝に指定されています。
本展では、第1章で各地の城を紹介、第2章で天守の特徴を解説、第3章で城内の壁画・彫刻・調度品の紹介と、3部に分けて構成されます。江戸城、駿府城、名古屋城、二条城、大坂城、彦根城、膳所城などの絵図や城郭図約50点のほか、静岡県の高校生が卒業制作で再現した駿府城天守を特別に展示。構造が分かる断面図や平面図、当時の様子が描かれた屏風や調度品なども紹介されます。また、高精細CGで制作された江戸城・本丸御殿の復元映像も上映されます。
会期 | 2015年8月4日(火)〜9月27日(日) |
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休館日 | 月曜日(ただし、8月10日・9月14日・21日は開館) |
時間 | 9:30〜17:30(金曜は21:00まで、土曜は19:30まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京都江戸東京博物館 1階特別展示室 墨田区横網1-4-1 |
入館料 | 一般 1,350円、大学・専門生 1,080円、小中高生・65歳以上 680円 |
公式サイト | https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/ |
問合せ | 03-3626-9974 |
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