巨匠エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤが一堂に 100点を超える小さな作品が魅せる表現や質感を堪能
1819年に王立美術館として開館した歴史を持ち、膨大なコレクションで世界的に知られたスペインのプラド美術館。その中から小さいサイズの作品に絞って15〜19世紀までの西洋美術史の流れを展観するユニークな視点の企画展です。
15世紀にカトリック両王がフランドル美術を愛好して所蔵したことに端を発した同美術館のコレクションは、現在約7600点の絵画、約1000点の彫刻、約4800点の版画、約8200点の素描などを擁しています。本展は、2013年にプラド美術館で開催された企画展を再構成したもので、私的に楽しむためのもの、下絵、大作の縮小版など小さいサイズの作品だけで統一したことが特徴です。
展示作品は5世紀分にわたり、その美術様式もスペイン、フランドル、イタリア、オランダ、フランスの5か国にまたがっています。また、エル・グレコ、ベラスケス、ゴヤのスペイン3大画家はもとより、フランドルの巨匠ボスやルーベンス、「スペインのラファエロ」と称されるムリーリョなどの作品が展示されます。
特に、世界に20点ほどしか現存していないというボスの真筆の1枚《愚者の石の除去》は日本初公開となり、要注目です。
展覧会名 | プラド美術館展 ―スペイン宮廷 美への情熱 |
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会期 | 2015年10月10日(土) 〜 2016年1月31日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし祝日の場合と12月28日・1月25日は開館)、 12月31日、1月1日 |
時間 | 10:00〜18:00(金曜、会期最終週平日は20:00まで) ※入場は閉館時間の30分前まで |
会場 | 三菱一号館美術館 千代田区丸の内2-6-2 >> 会場の紹介記事はこちら |
入場料 | 一般1,700円、高大生1,000円 |
公式サイト | https://mimt.jp |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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