世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々

キュー王立植物園が誇るボタニカル・アートが集結

マーガレット・ミーン《ダリア属(キク科)》1790年頃、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew

景観を活かしつつ、草花を配して変化に富んだ光景をつくり出すイングリッシュ・ガーデン(英国式庭園)。英国のキュー王立植物園が所蔵するボタニカル・アート(植物画)をベースに、植物をモチーフにしたデザインや工芸品、近代の研究者や植物画家など、数世紀にわたる英国の植物への情熱に触れる企画展です。

大航海時代以降、探検隊やプラントハンター(植物採集家)はアジアや中南米に赴き、観賞用や資源用の植物を集めました。英国では、庭園が文化として発展。記録と研究のためにボタニカル・アート(植物画)という絵画領域が確立され、陶磁器、テキスタイル、服飾などにも植物が多くモチーフとして扱われていきます。

本展では、18世紀半ばに英国王の私的な庭園として始まり、現在では最先端の研究機関となったキュー王立植物園が所蔵する約22万点のボタニカル・アートから特徴的なものを厳選して展示。18世紀に活躍したジョセフ・バンクスや進化論を唱えたダーウィンの功績、1787年に創刊された植物雑誌『カーティス・ボタニカル・マガジン』、1851年のロンドン万国博覧会で建造された大型温室の建築資料なども紹介されます。特に、ダーウィンの直筆資料や、17世紀にドイツで制作された植物図譜『アイヒシュテット庭園植物誌』、19世紀に編纂された『フローラの神殿』などは必見です。


セバスチャン・シューデル《マルタゴン・リリー(ユリ科)とクロアザミ(キク科)、他》(『カレンダリウム』より) 17世紀初頭、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew
レイチェル・ペダー=スミス《マメ科の種子を用いた作画》2004年、キュー王立植物園蔵 © The Board of Trustees of the Royal Botanic Gardens, Kew
ウィリアム・モリス《チューリップ》1875年頃、個人蔵
開催概要
展覧会名 世界遺産キュー王立植物園所蔵 イングリッシュ・ガーデン 英国に集う花々
会期 2016年1月16日(土) 〜3月21日(月・祝)
休館日 水曜日
時間 10:00〜18:00 ※入館は閉館時間の30分前まで
会場 パナソニック 汐留ミュージアム
港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F 
入館料 一般1,000円、65歳以上900円、大学生700円、中高生500円
公式サイト http://panasonic.co.jp/es/museum/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2015年12月更新