PARIS オートクチュール―世界に一つだけの服

オートクチュールの歴史を職人技が光るドレスや小物を通して展観

クリスチャン・ラクロワ イヴニング・アンサンブル 《クー・ド・ルーリ》 1991年秋冬 ガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵 ©Katerina Jebb @ mfilomeno.com

パリ、クチュール組合が承認するブランドで、顧客の注文に合わせてデザイナー主導で仕立てる高級服「オートクチュール」。名だたるブランドが生み出してきたドレス、小物、デザイン画、写真などに着目するファッション展です。2013年、パリ市立ガリエラ宮モード美術館の監修で開催された展覧会を日本向けに再構成。19世紀後半から、現代までのオートクチュールの歴史が概観できます。

19世紀後半、シャルル=フレデリック・ウォルトが年2回のファッションモデルを採用したコレクション発表、デザイナー主導で制作する高級仕立服の受注、衣服にデザイナーの署名入りタグを縫い付けることなど、オートクチュールの基礎を作りました。20世紀初頭にはコルセットのない直線的なドレスが登場。香水ブランドを立ち上げるデザイナーも現れます。1930年代は、流行したシュルレアリスムのイラストが用いた服が、1960年代には、オプ・アートの模様をあしらったドレスなどが発表されるなど、時代を反映した衣装が生まれました。

本展では、美術館のコレクションから、マドレーヌ・ヴィオネ、ポールポワレ、スキャパレリ、シャネル、ディオール、グレ、バレンシアガ、イヴ・サンローランなどの1点物の作品を時系列で紹介。時代を映したシルエット、世界最高峰の刺しゅう、職人技が光る羽細工やコサージュなどをじっくりと鑑賞できます。


スキャパレリ イヴニング・グローブ《爪》1936年頃 ガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵
©Katerina Jebb @ mfilomeno.com
ジェローム イヴニング・ドレス《楽園》 1925年頃 ガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵
©Katerina Jebb @ mfilomeno.com
クリスチャン・ディオール イヴニング・ドレス《パルミール》1952 年秋冬 ガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵
©Katerina Jebb @ mfilomeno.com
写真はすべてガリエラ宮パリ市立モード美術館蔵 ©Katerina Jebb @ mfilomeno.com
開催概要
展覧会名 PARIS オートクチュール―世界に一つだけの服
会期 2016年3月4日(金) 〜 5月22日(日)
休館日 月曜日(ただし祝日と5月2日・16日は開館)
時間 10:00〜18:00(金曜、会期最終週平日は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 三菱一号館美術館
千代田区丸の内2-6-2  
入場料 一般 1,700円、高大生 1,000円、小中学生 500円
公式サイト https://mimt.jp
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2016年2月更新