MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事

三宅一生が手掛けた衣服デザインの軌跡 1970年から現在までの約45年間を辿る

132 5. ISSEY MIYAKE 《No. 1ドレス》2010年 撮影:岩崎寛

次代を見据えた衣服デザインを展開してきたデザイナー、三宅一生の発想、思想、革新性などに着目し、1970年の活動開始から現在に至る約45年間の仕事を明らかにしながら、未来の創作の可能性を探る企画展です。

1938年広島県に生まれた三宅氏は、1960年の多摩美術大学在学中から衣服をファッションではなくデザインとして捉え、日本で初開催された世界デザイン会議へ衣服デザインが含まれないことの質問状を送付。1970年に三宅デザイン事務所を設立し、1973年からパリコレクションに参加します。自由な発想で独自の素材を開発、布と身体の理想的な“ゆとり”や“間”を追求するなど、チームと共にリサーチと実験を重ね、革新性と着心地の良さを研究してきました。

本展は3つの部屋で構成。1970年代の服を展示したルームAでは、刺青の図柄を用いたジャンプスーツ、ハンカチーフ・ドレスなどを紹介。伝統技術や職人技を紐解きつつ、新しい素材の開発を目指したことが感じ取れる原点の部屋です。ルームBでは、身体に焦点を合わせた服のシリーズを展開した1980年代の作品を中心に展示。繊維強化プラスティック、合成樹脂、ラタンなど、新しい素材を取り入れたものが多く並びます。グラフィックデザイナー、佐藤卓氏が手掛けるルームCは、革新的な側面をテーマに展開。生地を服の形に断裁縫製してから加工する「製品プリーツ」の制作過程も紹介します。

ISSEY MIYAKE 《タトゥ Spring/Summer 1971》1970年 撮影:岩崎寛
ISSEY MIYAKE 《葉っぱプリーツ Spring/Summer 1990》1989年 撮影:岩崎寛
ISSEY MIYAKE 《バス(馬尾毛) Autumn/Winter 1990》1990年 撮影:岩崎寛
開催概要
展覧会名 MIYAKE ISSEY展: 三宅一生の仕事
会期 2016年3月16日(水) 〜 6月13日(月)
休館日 火曜日(5月3日は開館)
時間 10:00〜18:00(金曜は20:00まで)
※入場は閉館時間の30分前まで
会場 国立新美術館 企画展示室2E
港区六本木7-22-2 
観覧料 一般 1,300円、大学生 800円
※5月18日(水)は「国際博物館の日」につき入場無料
公式サイト http://2016.miyakeissey.org/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2016年2月更新