“土”を素材とした迫力の彫刻的造形
1980年代から、土の質感や量感を生かした彫刻的な作品を作り続けている陶芸家の秋山陽。独自性のある表現で国内外から高い評価を受けている作家の初期・中期の代表作や新作などを展観する個展です。
秋山は窯で燻してススを吸着させ黒くした“黒陶”や本焼き後に鉄粉を施すなどの手法で制作しており、作品はいずれも黒褐色をしています。造形は彫刻的で、作品サイズはやきものとしては破格のスケール感をもち、小さな作品でも50センチ四方ほど、大きいものだと長径数メートルにわたります。土の表情は亀裂や断層が生じて荒々しく、造形とあわせ、その迫力に圧倒されます。
本展では、作家活動を始めた1980年代と90年代にかけて作られた代表的シリーズ「準平原」「地質時代」「Zone」「Oscillation」のほか、2000年代の「Metavoid」「Heterophony」も紹介。新作も含めて約40点が展示されます。
展覧会名 | 秋山 陽―アルケーの海へ |
---|---|
会期 | 2016年4月2日(土) 〜 7月24日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし7月18日は開館)、7月19日(火) |
時間 | 11:00〜18:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 菊池寛実記念 智美術館 港区虎ノ門4-1-35 西久保ビルB1F >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,000円、大学生 800円、小中高生 500円 |
公式サイト | https://www.musee-tomo.or.jp/ |
問合せ | 03-5733-5131 |
記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。