フィレンツェに300年にわたって君臨した一族の肖像画や宝物を本邦初公開
ルネサンス文化が花開いたフィレンツェで、多くの芸術家を支援したメディチ家。代々の当主が制作依頼、収集した美術工芸品を所蔵するウフィツィ美術館(銀器博物館)のコレクションを展観しながら、一族の波乱に満ちた歴史を辿る企画展です。
14世紀に銀行家として台頭し、政治家としても活躍。フィレンツェを実質的に支配したメディチ家。黄金時代を築いたロレンツォ・イル・マニフィコのほか、教皇レオ10世、教皇クレメンス7世など、ローマ教皇も輩出。16世紀にはフィレンツェの正式な君主となり、コジモ1世はトスカーナ大公国を建国しました。フランス王アンリ2世の妃カテリーナ・デ・メディチ、アンリ4世の妃マリア・デ・メディチなど、フランス王家とのつながりもありました。最後の血族アンナ・マリア・ルイーザは、一族の財産を「フィレンツェから持ち出さない。一般に公開すること」を条件にトスカーナ大公国に全て遺贈したことで知られています。
本展では、歴代の当主や妃等の肖像画約20点とジュエリー約60点を展示。特にロレンツォ・イル・マニフィコを魅了した《ナクソス島のバッコスとアリアドネ》などの古代・中世のカメオは精巧な造りで必見です。また、ブロンズィーノ作のコジモ1世の娘マリア・デ・メディチの肖像画が日本で初めて公開されます。
展覧会名 | 日伊国交樹立150周年記念 メディチ家の至宝−ルネサンスのジュエリーと名画 |
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会期 | 2016年4月22日(金) 〜 7月5日(火) |
休館日 | 毎月第2・第4水曜日(4月27日、5月11日・25日、6月8日・22日) |
時間 | 10:00〜18:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京都庭園美術館 本館・新館 港区白金台5-21-9 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 1,400円、大学生(専修・各種専門学校含む) 1,120円、中高生・65歳以上 700円 |
公式サイト | https://www.teien-art-museum.ne.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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