初代館長のインスピレーションで集められた西洋近代絵画の数々
松岡地所の創業者である松岡清次郎氏の蒐集品を所蔵する松岡美術館。日本画、西洋絵画、東洋の陶磁器、古代オリエント美術など多岐にわたるコレクションのうち、ヨーロッパ近代絵画に焦点を当て、風景画や人物画などを展観する企画展です。
松岡美術館の初代館長でもあった清次郎氏は、26〜8歳(1920〜1922年)の頃、両国で川端玉章の絵を100円で購入したのをきっかけに美術品の蒐集を始め、95年の生涯で約1800点余りもの作品を集めました。作家の人気度や評価の有無、体系的な蒐集にはこだわらず、“良いもの”というインスピレーションに合致する作品だけで形成されています。
本展では、入館者に人気の高いシャガール、ヴラマンク、キスリングを始め、ユトリロ、ヴァン・ドンゲン、藤田嗣治、ルオーの7作家の作品を全て公開。鮮やかな色彩を操り、恋人やパリの街を描いた幻想的な世界、スピード感のあるタッチで描かれたダイナミックな風景画、独特の質感を持つ女性像など、当時の幅広い作風が一堂に会します。
展覧会名 | シャガール、ヴラマンク、キスリング... 館蔵7作家によるヨーロッパ近代絵画展 |
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会期 | 2016年4月26日(火) 〜 9月24日(土) |
休館日 | 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌平日休館 |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 松岡美術館 港区白金台5-12-6 |
入館料 | 一般800円、中高大生500円、65歳以上・障害者700円 |
公式サイト | https://www.matsuoka-museum.jp/ |
問合せ | 03-5449-0251 |
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