フランスの第9の芸術「漫画」で描く“ルーヴルの魅力”
1793年に開館し、世界最大級と称されるフランスのルーヴル美術館で、2003年からスタートした、漫画で同館の魅力を伝える「ルーヴル美術館BDプロジェクト」。その参加漫画家の作品、原画、関連資料、映像など約300点が一堂に介するダイナミックな企画展です。
フランスでは芸術に序列があり、1:建築、2:彫刻、3:絵画、4:音楽、5:文学(詩)、6:演劇、7:映画、8:メディア芸術と続き、9番目に古くから独自に発展してきた漫画文化「バンド・デシネ(BD)」が入っています。大衆的な作品だけでなく、絵画のように複雑で技巧に富んだ作品も多いことから、子どもから大人まで幅広く楽しまれ、近年、同分野の研究が進むようになりました。
ルーヴル美術館BDプロジェクトは、参加漫画家たちが同館をテーマに自由に作品を描く企画で、ニコラ・ド・クレシー、クリスティアン・デュリユーなどのフランス、ベルギーの漫画家に加え、荒木飛呂彦、谷口ジロー、松本大洋など、日本の漫画家も参画しています。
本展は、3章で構成。第1章では「サモトラケのニケ」などの代表的な作品に焦点を当てた漫画作品を展示、第2章では、現実から離れた漫画らしい異次元ストーリーの作品群が並びます。第3章では、漫画家の想像力が発揮されている時空を超えた作品を紹介します。
展覧会名 | ルーヴル美術館特別展「ルーヴルNo.9 〜漫画、9番目の芸術〜」 |
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会期 | 2016年7月22日(金) 〜 9月25日(日) |
休館日 | 会期中無休 |
時間 | 10:00〜20:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 森アーツセンターギャラリー 港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階 |
入館料 | 一般 1,800円、高大生 1,200円、小中生 600円 |
公式サイト | macg.roppongihills.com |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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