シーボルトが自ら企画した「最後の日本展示」を再現
シーボルト没後150年を記念し、末裔にあたるフォン・ブランデンシュタイン=ツェッペリン家所蔵の資料やミュンヘン五大陸博物館所蔵のシーボルト・コレクションなど、母国ドイツに残した日本のコレクション約300点を里帰りさせる企画展です。
シーボルトは、1796年ヴュルツブルグで生誕。大学で医学を専攻しながら、化学、植物学、動物学、地理学、民族学にも関心を寄せます。卒業後は、陸軍軍医としてバタヴィア(現インドネシア・ジャカルタ)へ赴任。その後オランダ商館付きの医師として長崎を訪れ、私塾「鳴滝塾」で教えつつ、日本研究を進めました。シーボルト事件で一度国外退去となるものの、1859年に再来日を果たしています。
本展では、シーボルトの生い立ち、来日の経緯、日本での研究や交流、帰国後に行った日本展覧会など、5章立てで構成。江戸時代の市井の人々を描いた川原慶賀筆「人物画帳」、日本展覧会に関する雑誌記事などのほか、「鳴滝の家屋模型」、伊能図の写し、シーボルト自筆のコレクション解説など、初来日や初公開の資料が数多く展示されます。一番の見どころは、シーボルトが亡くなる直前にミュンヘンで開催した「最後の日本展示」が、シーボルトの長男アレクサンダーのリストをもとに再現され、必見です。
展覧会名 | 特別展「よみがえれ! シーボルトの日本博物館」 |
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会期 | 2016年9月13日(火) 〜 11月6日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし9月19日と10月10日は開館)、10月11日(火) |
時間 | 9:30〜17:30(土曜は19:30まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京都江戸東京博物館 1階特別展示室 墨田区横網1-4-1 |
観覧料 | 一般 1,400円、大学・専門生 1,120円、小中高生・65歳以上 700円 |
公式サイト | https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/ |
問合せ | 03-3626-9974(代表) |
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