新石器時代から清時代まで!中国陶磁の流れを展観
新石器時代の土器から清時代の単色釉磁器まで、歴史の流れに沿って中国における陶磁器の諸相を展観。時代ごとに陶磁器の特徴が学べる基本を押さえた企画展です。
8000年を超える歴史の中で、多様な陶磁器が生まれた中国では、時代や地域ごとに姿、形、色彩、文様に違いが見られ、中国陶磁の奥深さと見どころの一つとなっています。また、日本では鎌倉時代以降に日本人の美意識で選ばれた「唐物(からもの)」という中国陶磁のジャンルが生まれました。宋、元、明時代の茶壺、茶入れ、天目、花生などが主な作品となっています。
本展では、中国陶磁コーナーと唐物コーナーの二部構成で、重要文化財4件を含む約90件を展示。中国陶磁コーナーでは、土器、灰陶(かいとう)、緑釉陶器、越州青磁、三彩陶器、白磁、青磁、天目、青花、五彩、金襴手、単色釉磁器など、古代から清時代まで歴史を辿りながら、各時代の陶磁器を紹介します。欧米では“カフェオレ釉”と称している淡い茶色の白磁「淡茶釉三果文碗」など、各時代の特徴を時系列で追えるのが魅力です。
唐物のコーナーでは、16世紀初頭から最高に美しい碗とされていた重要美術品「曜変天目茶碗」、“砧(きぬた)青磁”の重要文化財「青磁筍花生 大名物」などが展示されます。
展覧会名 | コレクション展 「中国陶磁勉強会」 |
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会期 | 2016年9月15日(木) 〜 10月23日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし9月19日、10月10日は開館)、9月20日(火)、10月11日(火) |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 根津美術館 港区南青山6-5-1 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般1,100円、高大生800円 |
公式サイト | https://www.nezu-muse.or.jp/ |
問合せ | 03-3400-2536 |
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