旧宮邸を舞台に繰り広げられる生と死がテーマのインスタレーション
映像やインスタレーションなど、パフォーマンス性の高い作品を制作するフランスの現代美術家、クリスチャン・ボルタンスキーの国内では26年ぶり、東京では初となる個展です。
1944年パリに生まれたボルタンスキーは、独学で絵画を習得。1968年の初個展を皮切りに世界各地で個展を開催し、1994年にアーヘン芸術賞、2001年にカイザー・リング賞を受賞しています。初期から一貫して、歴史に埋没される記憶の蘇生や、生と死を作品のテーマに制作。写真や衣服、ビスケットの缶といった日常の物を用いて、生死や記憶といった根源的な要素を滑り込ませるインスタレーションによって、鑑賞者は自身の記憶と作品が持つ記憶を交錯させるのです。
本展では、新作「声」と、日本未発表の作品を含む6点のインスタレーションを本館と新館に展示。踊る影、名もなき人々の眼差し、遠い地で微かな音色を奏でる数百の風鈴、ささやく声などの表現で、〈亡霊たち〉が現れる独自の世界を演出します。特に、歴史ある旧朝香宮邸を舞台に展開されることで、記憶や未知のものといった無数の「他者」の存在が際立ち、生を実感できるユニークな企画展です。
展覧会名 | クリスチャン・ボルタンスキー アニミタス−さざめく亡霊たち |
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会期 | 2016年9月22日(木・祝) 〜 12月25日(日) |
休館日 | 毎月第2・第4水曜日 |
時間 | 10:00〜18:00(11月25日・26日・27日は20:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京都庭園美術館 本館・新館 港区白金台5-21-9 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 一般 900円、大学生(専修・各種専門学校含む) 720円、中高生・65歳以上 450円 |
公式サイト | https://www.teien-art-museum.ne.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
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