デトロイト美術館展〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜

巨匠の名画が目白押し!全米有数の美術館の珠玉コレクション

  • 2016/09/30
  • イベント
  • アート

1885年に創立し、古代エジプトから現代美術まで6万5千点に上るコレクションを誇るデトロイト美術館の近代絵画に焦点を当て、美術館の歴史や当時のコレクターたちの足跡とともに作品を展観する企画展です。

1922年、アメリカの公共美術館の中で初めてゴッホとマティスの作品を入手した同館。ドイツ人のキュレーター、ウィリアム・ヴァレンティナーがコレクションの基盤を構築し、特にドイツ表現主義美術では多くの名品を収集しています。1970年、同館の支援活動に携わっていたロバート・タナヒルより、セザンヌ、ゴッホ、ドガなどを含む550点以上の作品と寄付金が贈られ、コレクションは飛躍的に充実していきました。

本展では、全52点を4章に分けて紹介。第1章では、モネ、ドガ、ルノワールなど印象派を取り上げます。2章は、ポスト印象派がテーマ。ゴーギャン《自画像》やセザンヌ《サント=ヴィクトワール山》などに加え、ゴッホ《オワーズ川の岸辺、オーヴェールにて》も展示。ピストル自殺を試みる直前に描いたと考えられている作品で要注目です。3章は、オスカー・ココシュカ《エルベ川、ドレスデン近郊》など、ドイツとオーストリアで活躍した芸術家の作品が並びます。最後の4章では、ピカソの《読書をする女性》やモディリアーニ《女の肖像》などを紹介。日本初公開の作品も15点あり、必見です。

  1. 《グラジオラス》クロード・モネ	c.1876	City of Detroit Purchase
    《グラジオラス》
    クロード・モネ
    c.1876
    City of Detroit Purchase
  2. 《自画像》フィンセント・ファン・ゴッホ	1887	City of Detroit Purchase
    《自画像》
    フィンセント・ファン・ゴッホ
    1887
    City of Detroit Purchase
  3. 《白いフォルムのある習作》 ワシリー・カンディンスキー	1913	Gift of Mrs. Ferdinand Moeller
    《白いフォルムのある習作》
    ワシリー・カンディンスキー
    1913
    Gift of Mrs. Ferdinand Moeller

開催概要

展覧会名 デトロイト美術館展〜大西洋を渡ったヨーロッパの名画たち〜
会期 2016年10月7日(金) 〜 2017年1月21日(土)
休館日 10月21日(金)
時間 9:30〜16:30(毎週金曜および10月22日は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 上野の森美術館
台東区上野公園1-2 
入館料 一般 1,600円、高大生 1,200円、小中生 600円
公式サイト https://www.ueno-mori.org/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)

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