世界中から絵画、素描、版画約120点が一堂に! 史上最大規模のクラーナハの回顧展
独特な表現で裸婦や肖像画を描いたドイツ・ルネサンスを代表する画家、ルカス・クラーナハ(父、1472〜1553年)。ウィーン美術史美術館のコレクションを中心に、世界中から作品を集めて開催される日本初の回顧展です。
1472年、ドイツのクローナハで生まれ、1505年にヴィッテンベルクの宮廷画家に就任。1515年には、アルブレヒト・デューラーやハンス・ブルクマイアらと、神聖ローマ皇帝マクシミリアン1世の祈祷書の欄外装飾を手掛けています。時代に先駆けて大規模な絵画工房を運営し、大量の依頼を受注。流行の主題をアレンジして描き、人気を博しました。
本展では、40点あまりの絵画と素描・版画作品含めた約120点を、当時のドイツの思想や文化、社会情勢などと併せながら展開。アルブレヒト・デューラーやルカス・ファン・レイデンといった同時代の画家の作品も並びます。さらに、近現代の画家たちへ与えた影響にも注目し、ピカソや森村泰昌などの作品なども展示します。
3年にわたる修復後初の公開となるウィーン美術史美術館所蔵の《ホロフェルネスの首を持つユディト》、フランクフルトのシュテーデル美術館にある代表作《ヴィーナス》、ブダペスト国立西洋美術館に収められた初期作品《聖カタリナの殉教》が、一堂に会する貴重な機会となり、要注目です。
展覧会名 | クラーナハ展―500年後の誘惑 |
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会期 | 2016年10月15日(土) 〜 2017年1月15日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし1月2日は開館)、12月28日(水)〜1月1日(日) |
時間 | 9:30〜17:30(金曜は20:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 国立西洋美術館 台東区上野公園7-7 |
入館料 | 一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円 |
公式サイト | http://www.tbs.co.jp/vienna2016/ |
問合せ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
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