特別展「禅 ―心をかたちに―」

6000を超える臨済宗・黄檗宗寺院から200件以上の寺宝が集結

達磨像 白隠慧鶴筆 江戸時代 18世紀 大分・萬壽寺蔵 通期展示

約1500年前、達磨大師によってインドから中国へ伝えられ、臨済宗・黄檗宗の源流に位置する高僧、臨済義玄禅師によって広がった「禅」。日本の社会と文化に大きな影響を与え、現代でも心の支えとなっている禅宗の教えや役割を肖像画、墨蹟、仏像、絵画、工芸などから読み解く企画展です。

禅宗では、言葉・文字・経典に頼らずに師弟の関わりから自分の心をつかみ出し、自分の心の中の仏性を見つけて悟りの境地へ至るという教えで、坐禅などの修行のほか、実在の僧侶の姿や教えを絵画などで伝えてきました。
 特に禅とともに中国から伝来した水墨画は、日本画に不可欠な技法として定着。また、茶を飲む風習も禅と一緒に伝えられ、それが「茶の湯」へと発展していきます。

本展では、京都の南禅寺や鎌倉の建長寺など、国内に15カ所ある臨済宗・黄檗宗の本山から末寺に至るまで全国6000を超える寺院から、国宝、重要文化財を含む200件以上の寺宝を集め、5章立てで紹介します。中国における禅宗の成立、日本への伝来と定着化、戦国武将と彼らを補佐した近世の高僧、個性的な仏像の数々、禅とともに伝わった唐物文物、書画や工芸品などを総合的に展観することで、その多様性に触れられる貴重な機会です。


国宝 慧可断臂図 雪舟等楊筆 室町時代 明応5年(1496) 愛知・齊年寺蔵 後期展示(11/8〜11/27)
青磁輪花茶碗 銘「鎹」 龍泉窯 中国・南宋時代 13世紀 愛知・マスプロ美術館蔵 通期展示
重要文化財 南禅寺本坊小方丈障壁画のうち 群虎図(部分) 狩野探幽筆 江戸時代 17世紀 京都・南禅寺蔵 通期展示

開催概要
展覧会名 禅 ―心をかたちに―
会期 2016年10月18日(火) 〜 11月27日(日)
※会期中、展示替えあり
前期:10月18日(火) 〜 11月6日(日)
後期:11月8日(火) 〜 11月27日(日)
休館日 月曜日
時間 9:30〜17:00(金曜および10月22日、11月3日・5日は20:00まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 東京国立博物館 平成館
台東区上野公園13-9 
観覧料 一般1,600円、大学生1,200円、高校生900円
公式サイト https://www.tnm.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2016年10月更新