ピエール・アレシンスキー展

書道が大きく影響!存在感のある筆致と力強さが息づく独自の画風

ダイナミックな筆致と情熱ある表現で独自の画風を切り開いた画家、ピエール・アレシンスキー。90歳近い高齢ながら現在も精力的に作品に取り組む同氏の日本初の回顧展です。日本・ベルギー友好150周年を記念して開催されます。

ベルギーのブリュッセルに生まれ、美術工芸学校に入学。20歳で個展を開催し、翌年、コペンハーゲン、ブリュッセル、アムステルダムの頭文字をとって命名されたコブラ(CoBrA)という国際的芸術家集団の結成メンバーに加わりました。即興的な筆さばきで力強い迫力ある作品に共感し、1951年にコブラが解散した後も、その方向性を継続して実践。次第に書にも興味を持ち、書家の森田子龍と文通を始め、来日の際は江口草玄や篠田桃紅とも交流しました。

本展では、1940年代末の初期作品から最新作まで約80点を紹介。1955年に来日した際に撮影した短編映画「日本の書」も上映します。周囲を漫画のような小さな絵で囲む独特のスタイルで描かれた《至る所から》、《肝心な森》なども展示されるほか、不要な書類や古い地図などを再利用して描いた《あなたの従僕》、街のマンホールに紙を当てて模様を浮き出させるフロッタージュ技法で制作された作品なども紹介されます。

《至る所から》 1982年 インク/アクリル絵具、キャンバスで裏打ちした紙 ベルギー王立美術館蔵 © Royal Museums of Fine Arts of Belgium, Brussels/ photo : J. Geleyns - Ro scan © Pierre Alechinsky, 2016
《写真に対抗して》 1969年 アクリル絵具、キャンバスで裏打ちした紙 ベルギーINGコレクション © Pierre Alechinsky, 2016
《ボキャブラリー Ⅰ-Ⅷ》 1986年 アクリル絵具、キャンバスで裏打ちした紙 作家蔵 © Pierre Alechinsky, 2016
開催概要
展覧会名 ピエール・アレシンスキー展
会期 2016年10月19日(水) 〜 12月8日(木)
休館日 10月24日(月)
時間 10:00〜19:00(金・土は21:00まで)
※入館は各閉館時間の30分前まで
会場 Bunkamuraザ・ミュージアム
渋谷区道玄坂2-24-1 
入館料 一般 1,400円、高大生 1,000円、小中生 700円
公式サイト http://www.bunkamura.co.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2016年10月更新