約7mの幻の絵巻「隅田川両岸景色図巻」を全巻初公開!
江戸後期の浮世絵師で、「冨嶽三十六景」や『北斎漫画』などで世界的にも広く知られる葛飾北斎。現在の墨田区で生まれ、生涯をほぼ区内で過ごしたとから、北斎の美術館を墨田区が創設。本展は開館を記念する企画展です。
1760(宝暦10)年に本所南割下水付近に生まれた北斎は、現在の墨田区内を中心に93回も引っ越しながら創作。身の回りに頓着せず、散らかり放題の部屋で暮らしていたなど、奇人だったといわれています。
本展では、墨田区が独自に蒐集し続けてきたコレクションを中心に前後期合わせて約120点を公開します。
序章では、同時代や後世の作家が描いた北斎の姿を紹介しながら、生活ぶりや奇人ぶりを伝えるエピソードについて紹介し、1章は隅田川の左岸の名所や季節の風物を取り上げた「新板浮絵両国橋夕涼花火見物之図」、「忠臣蔵討入」などの大判錦絵を展示。2章では、近年約100年ぶりに再発見された全長7mの「隅田川両岸景色図巻」の全巻、かつて日本のコレクターとパリの浮世絵商の元に図巻があったことを伝える資料なども展示される予定です。3章では、代表作「冨嶽三十六景」を含む錦絵、肉筆画、読本や絵手本などを展示し、包括的に展観できます。
展覧会名 | 開館記念展 「北斎の帰還−幻の絵巻と名品コレクション−」 |
---|---|
会期 | 2016年11月22日(火) 〜 2017年1月15日(日) ※会期中、展示替えあり 前期:11月22日(火) 〜 12月18日(日) 後期:12月20日(火) 〜 1月15日(日) |
休館日 | 月曜(祝日・振替休日の場合は翌平日)、 2016年12月26日(月)〜2017年1月1日(日・祝)、1月10日(火) |
時間 | 9:30〜17:30 ※入館は各閉館時間の30分前まで |
会場 | すみだ北斎美術館 墨田区亀沢2-7-2 |
入館料 | 一般 1,200円、高大生・65歳以上 900円、中学生 400円 |
公式サイト | https://hokusai-museum.jp/ |
問合せ | 03-5777-8600 (ハローダイヤル) |
記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。