蒸気機関車について徹底解剖! 歴史・構造・修繕・現代のSLまで
日本の近代化を支えてきたSL(蒸気機関車)に焦点を当て、歴史だけでなく、動力や運転方法にも着目。鉄道博物館で今年7〜9月に開催され、好評を博した企画展が旧新橋停車場で開催されます。
石炭を燃やして水を沸騰させ、高圧の蒸気を発生させてエンジンを駆動させるSL。1872(明治5)年、日本の鉄道開業と同時に活躍し、旅客や貨物列車を牽引しました。創業時に輸入された1号機関車(150形)から始まり、現代でも人気のあるD51形、貴婦人と呼ばれたC57形など、多様なSLが登場。構造的に摩耗する部分がたくさんあったため、ボイラー修繕といったメンテナンスも頻繁に行われています。
本展では、1.SLの歩み、2.SLの動く仕組み、3.SLの運転、4.SLのメンテナンス、5.SL列車大集合と題し、5章立てで構成します。明治時代の開業時からSLが廃止された1976(昭和51)年までの代表的なSLの紹介のほか、高圧蒸気をシリンダーに送って動輪にパワーを伝動させる仕組み、運転操作を行う機関士と蒸気を作る機関助士の二人三脚で走らせた独特な運転方法、現在はJR東日本大宮総合車両センターが担当しているメンテナンス、動態保存(運転できる状態で保存すること)されている現代のSLの紹介など、その魅力を多角的に展観できます。
展覧会名 | シュポー!走れ!蒸気機関車 |
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会期 | 2016年11月22日(火) 〜 2017年2月26日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし祝日の場合は開館、翌日休館)、12月29日〜1月3日 |
時間 | 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の15分前まで |
会場 | 旧新橋停車場 鉄道歴史展示室 港区東新橋1-5-3 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 無料 |
公式サイト | https://www.ejrcf.or.jp/shinbashi/index.html |
問合せ | 03-3572-1872 |
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