日本画の教科書 京都編 ―栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ―

伝統を規範としながらその枠を超えた京都画壇の魅力

日本画専門の美術館として知られる山種美術館の開館50周年を記念した企画展です。明治以降に流入してきた西洋画を意識し、新しい日本美術の確立に取り組んだ近代日本画家たちの中で、主に京都で活躍した画家に注目。その作品の魅力に迫ります。

平安時代以来のやまと絵の表現や、江戸時代の円山四条派から続く写生の伝統を受け継ぎつつも、日本初の画学校(現・京都市立芸術大学)を開校させるなど、柔軟な土壌で改革を行った京都の画壇。教育者でもあった竹内栖鳳、女性初の文化勲章を受章した上村松園をはじめ、村上華岳、福田平八郎、山口華楊など、伝統をベースにしながら、新たな要素を取り込み、独自の画風を確立させた画家が多く誕生しました。

本展では、館蔵の京都画壇の画家たちの作品約60点を一堂に展示。2点の重要文化財、竹内栖鳳《班猫》と村上華岳《裸婦図》はもちろん、田能村直入《百花》、山元春挙《火口の水》、小野竹喬《沖の灯》、上村松篁《白孔雀》、上村淳之《白い雁》など、明治から昭和までの著名な画家が勢ぞろい。福田平八郎《筍》は切手にも採用されているほか、教科書に登場した作品などもあり、近代日本を代表的する作品群を楽しめます。

竹内栖鳳《班猫》【重要文化財】1924(大正13)年 絹本・彩色 山種美術館
上村松園《牡丹雪》1944(昭和19)年 絹本・彩色 山種美術館
西村五雲《白熊》1907(明治40)年 絹本・彩色 山種美術館
山元春挙《火口の水》1925(大正14)年 絹本・彩色 山種美術館
村上華岳《裸婦図》【重要文化財】1920(大正9)年 絹本・彩色 山種美術館
開催概要
展覧会名 【開館50周年記念特別展】 山種コレクション名品選III
日本画の教科書 京都編 ―栖鳳、松園から竹喬、平八郎へ―
会期 2016年12月10日(土) 〜 2017年2月5日(日)
休館日 月曜日 (ただし1月9日は開館)、12月29日(木)〜1月2日(月)、1月10日(火)
時間 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで
会場 山種美術館
渋谷区広尾3-12-36 
入館料 一般 1,200円、高大生 900円
公式サイト http://www.yamatane-museum.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2016年12月更新