取り巻く人々や環境など、施工から完成後までを短編映画に集約
住宅やゲストハウスなど、80を超える作品を20年以上にわたって手掛けてきた建築家 堀部安嗣。その建築の真髄を短編映画と事務所のインテリアの再現から探る企画展です。
作品は、多角形などの幾何学をベースとしたフォルム、端正な外観、木、石、コンクリートといった素材遣いが特徴的。個性のある空間は、地域の集会所や寺院などの公共施設でも発揮され、2013年に竣工した代表作「竹林寺納骨堂(死者の魂と向き合う空間)」(高知県)は、2016年日本建築学会賞(作品)を受賞しました。
本展では、「竹林寺納骨堂」、「阿佐ヶ谷の書庫(経済学者の蔵書と亡き祖父の仏壇を収めた都心の極小書庫)」、「イヴェール・ボスケ(若いオーナーの情熱で始まった小さな洋菓子店+カフェ)」を含む14作品を短編映画にまとめて上映。施主へのインタビューなど取り巻く人々の想い、周囲の環境との関わりなど、その時々の作品の表情を映し出します。建築家個人の精神の表現だけでなく、作品が多くの人に支えられて時を重ねていく様子も感じ取れる点が特徴です。
また、事務所のインテリアの再現では、作品を検討する際に作るスタディ模型、愛用の設計道具、影響を受けた建築作品などを紹介。完成までの建築家の思考を垣間見られます。
展覧会名 | 堀部安嗣展 建築の居場所 |
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会期 | 2017年1月20日(金) 〜 3月19日(日) |
休館日 | 月曜・祝日 |
時間 | 11:00〜18:00 |
会場 | TOTOギャラリー・間 港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F |
入館料 | 無料 |
公式サイト | https://jp.toto.com/gallerma/ |
問合せ | 03-3402-1010 |
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