江戸と北京−18世紀の都市と暮らし−

18世紀に繁栄を極めた北京と江戸を生活・文化から比較

18世紀、人口100万人を超える大都市となった江戸とともに、清朝の首都として最も繁栄を極めた北京。当時の2つの都市の成り立ちや、生活、文化を比較展観するユニークな視点の企画展です。

本展は3章立てで構成。伝統的な都市建設に従って、計画的に城門、城壁、宮城を形成している北京と、江戸城を中心に多重構造で城下町が造られた江戸の成り立ちの違いに注目する「第1章 江戸・北京の城郭と治世」。当時の日本橋の賑わいを描いた「熈代勝覧きだいしょうらん」と、北京の風景を描いた「乾隆八旬万寿慶典図巻」や「万寿盛典」の並列展示は、街の様子を一目で比較できます。
 「第2章 江戸・北京の都市生活」で、当時の市民の暮らしにも焦点を当て、住まう、商う、装う、歳時、育てる、学ぶ、遊ぶなどのテーマに分けて展観。北京からは、端午の節句の腹掛け「五毒肚兜」、文官の正装「青色納紗雲鶴紋方補単褂」、帽子屋の猿看板「黒木猴」などの文物を、江戸からは「白ビロード地牡丹模様筥迫」、「浅黄平絹地宝尽文摺箔産着」などの文物のほか、歌川広重「「名所江戸百景 水道橋、駿河台」などの浮世絵も展示されます。
 「第3章 清代北京の芸術文化」では、首都博物館のコレクションから日本初公開の名品を紹介。日本に写生的画法を伝えた沈銓ちんせん「芝鹿図」、景徳鎮窯の風景を描いた「青花御窯廠図磁器板」など見ごたえある名品が並びます。


【上】「熈代勝覧(きだいしょうらん)」 江戸時代・1805年(文化2)頃 ドイツ・ベルリン国立アジア美術館蔵、【下】「乾隆八旬万寿慶典図巻」 清時代・1797年(嘉慶2) 中国・故宮博物院蔵
「染分麻地水辺風景鶴模様帷子」 江戸時代・18世紀 江戸東京博物館蔵
「盆底鞋(満州族の女性靴)」 清時代 中国・首都博物館蔵
開催概要
展覧会名 江戸と北京−18世紀の都市と暮らし−
会期 2017年2月18日(土) 〜 4月9日(日)
休館日 月曜日(ただし3月20日は開館)、3月21日(火)
時間 9:30〜17:30(土曜は19:30まで)
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 東京都江戸東京博物館 1階特別展示室
墨田区横網1-4-1 
観覧料 一般 1,400円、大学・専門生 1,120円、小中高生・65歳以上 700円
公式サイト https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/
問合せ 03-3626-9974(代表)
2017年2月更新