特別展 創建1250年記念「奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」

当時の技術が光る寺宝の数々!東大寺と対を成す、真言律宗の大寺

重文 文殊菩薩騎獅像及び四侍者立像のうち文殊菩薩坐像 鎌倉時代・正安4年(1302) 奈良・西大寺 画像提供:奈良国立博物館(撮影 森村 欣司)

奈良時代後期に、平城京の東大寺に相対する位置に建立された西大寺。創建1250年を記念し、同寺に伝わる彫刻、絵画、工芸品、典籍などの寺宝を紹介する企画展です。25年ぶりに東京にて開催されます。

奈良時代後期、天武天皇の玄孫にあたる女帝、孝謙天皇(称徳天皇)によって発願されました。奈良時代に創建された官大寺を総称する「南都七大寺」の一つに数えられています。平安時代に入ると一時衰退しますが、鎌倉時代の中頃、叡尊(興正菩薩)という高僧が密教において戒律を重視した教え(後の“真言律”)を広め、独自の宗教活動を行って復興。弱者への救済など、社会福祉事業にも力を尽くしました。室町時代の兵火で被害を受けますが、江戸時代に大和生駒山・宝山寺を開いた湛海らの活躍で大きく発展しました。

本展では、国宝「興正菩薩坐像」、重要文化財の「愛染明王坐像」や「文殊菩薩四侍者像」など、西大寺が所蔵する仏像、肖像、仏画、舎利塔、密教法具などを一堂に展示します。同じ真言律宗一門の古刹、浄瑠璃寺の「吉祥天立像」、元興寺「聖徳太子立像(孝養像)」、宝山寺の「五大明王像(厨子入)」などの重要文化財、加えて鎌倉極楽寺や称名寺といった東国の寺宝も紹介。彫刻から典籍まで選りすぐりの名品が並びます。


重文 太山王坐像 鎌倉時代・正元元年(1259) 奈良・白毫寺 画像提供:奈良国立博物館(撮影 森村 欣司)
国宝 金銅透彫舎利容器 鎌倉時代 奈良・西大寺  画像提供:奈良国立博物館(撮影 佐々木香輔)
重文 吉祥天立像(展示期間:6月6日〜6月11日) 鎌倉時代 京都・浄瑠璃寺  画像提供:奈良国立博物館(撮影 佐々木 香輔)

開催概要
展覧会名 特別展 創建1250年記念「奈良 西大寺展 叡尊と一門の名宝」
会期 2017年4月15日(土) 〜 6月11日(日)
休館日 月曜日(ただし5月1日は開館)
時間 10:00〜17:00
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 三井記念美術館
中央区日本橋室町2-1-1 三井本館7F 
>> 会場の紹介記事はこちら
入館料 一般1,300円、高大生800円
公式サイト http://www.mitsui-museum.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2017年4月更新