松岡コレクション 印象派・新印象派 モネやルノワールはどこを描いたの?なにを描いたの?

鉄道の発達で広がったフランス国内の風景画

  • 2017/05/09
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松岡地所の創業者である松岡清次郎氏の蒐集品を所蔵する松岡美術館。日本画、西洋画、東洋の陶磁器、古代オリエント美術など多岐にわたるコレクションのうち、ヨーロッパ近代絵画に焦点を当て、印象派・新印象派を中心に紹介する企画展です。

清次郎氏は、26〜8(1920〜1922年)の頃、両国で川端玉章の絵を100円で購入したことをきっかけに美術品の蒐集を開始。95年の生涯で約1800件以上の作品を集めました。体系的な蒐集をせず、作家の人気や評価に寄ることなく自身の審美眼で集めた作品群は、ジャンルが異なっていてもどこか共通した雰囲気を漂わせています。

本展では、日本人に人気の高い印象派、新印象派と、その周辺の画家たちを取り上げます。1874年、後に「第1回印象派展」と呼ばれるグループ展が開催されて誕生した“印象派”。絵筆を手に戸外で目に映る光や風をそのままカンヴァスに描き出す新たな潮流は、パリを中心に鉄道網の発達によって一層拡がります。画家たちの故郷やお気に入りの場所へも気軽に出かけられるようになり、郊外の風景画が多く描かれました。クロード・モネ《エトルタの波の印象》、アルフレッド・シスレー《麦畑から見たモレ》、ピエール=オーギュスト・ルノワール《ローヌの腕に飛び込むソーヌ》、ポール・シニャック《オレンジを積んだ船、マルセイユ》など、約40点を紹介します。

  1. ピエール=オーギュスト・ルノワール《ローヌの腕に飛び込むソーヌ》1915年
    ピエール=オーギュスト・ルノワール
    《ローヌの腕に飛び込むソーヌ》
    1915年
  2. クロード・モネ《サン=タドレスの断崖》1867年
    クロード・モネ
    《サン=タドレスの断崖》
    1867年
  3. ウジェーヌ・ブーダン《ブルターニュの村》1870年
    ウジェーヌ・ブーダン
    《ブルターニュの村》
    1870年
  4. ポール・シニャック《オレンジを積んだ船、マルセイユ》1923年
    ポール・シニャック
    《オレンジを積んだ船、マルセイユ》
    1923年

開催概要

展覧会名 松岡コレクション 印象派・新印象派
モネやルノワールはどこを描いたの?なにを描いたの?
会期 2017年5月23日(火) 〜 9月23日(土・祝)
休館日 月曜日 ※祝日の場合は開館、翌平日休館
時間 10:00〜17:00 ※入館は閉館時間の30分前まで
会場 松岡美術館
港区白金台5-12-6 
入館料 一般800円、中高大生500円、65歳以上・障害者700円
公式サイト https://www.matsuoka-museum.jp/
問合せ 03-5449-0251

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