細川護立と近代の画家たち −横山大観から梅原龍三郎まで−

永青文庫の設立者の審美眼に注目! 横山大観など近代日本画家との交流も

戦国時代から続く細川家に伝わる歴史史料や美術品などを管理保存・研究し、一般公開している永青文庫。同文庫設立の立役者である16代細川護立が集めた近代日本美術に焦点を当て、そのコレクションを展観します。

国宝8点、重要文化財32点を含む約6,000点の美術工芸品、約88,000点の歴史文書を所蔵している同文庫は、護立が伝来する文化財の散逸を防ぐ目的で蒐集を始めたのがきっかけです。同時代の日本画家にいち早く注目し、作品を購入することで積極的に支援するとともに親交を深め、作品を収集しました。梅原龍三郎、安井曾太郎など、洋画家とも書簡を交わしています。

本展では、護立と関わりの深い作品を中心に展示。近代日本画を代表する横山大観、下村観山、竹内栖鳳に依頼した合作「観音猿鶴」、細川家本邸のために大観が手掛けた杉戸絵「草花図」、歌会始の勅題に基づいて描かれた大観の勅題画シリーズなどを紹介。特に、同文庫では初公開となる平福百穂「豫譲」、松岡映丘「室君」は当時の文展で特選を獲得したそれぞれの画家の代表作で、要注目です。
 細川家の別荘に招かれた安井曾太郎ら画家たちが描いた手拭の下図、大観が護立へ送った書簡なども展示され、護立の美術への思いや審美眼などが感じ取れます。

松岡映丘「室君」大正5年(1916) 熊本県立美術館寄託【後期展示】
横山大観・下村観山・竹内栖鳳「観音猿鶴」明治43年(1910)頃【後期展示】
小林古径「孔雀」昭和9年(1934)【後期展示】
木村武山「祇王祇女」明治41年(1908)【前期展示】
開催概要
展覧会名 細川護立と近代の画家たち −横山大観から梅原龍三郎まで−
会期 2017年6月17日(土) 〜 9月10日(日)
前期:6月17日(土) 〜 7月30日(日)
後期:8月1日(火) 〜 9月10日(日)
休館日 月曜日(ただし7月17日は開館)、7月18日(火)
時間 10:00〜17:00
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 永青文庫
文京区目白台1-1-1 
入館料 一般 800円、シニア(70歳以上)600円、高大生 400円
公式サイト http://www.eiseibunko.com/
問合せ 03-3941-0850
2017年6月更新