日本の建築家による75件の住宅を模型、図面、写真、映像などで紹介
公共建築を中心に担う欧米諸国の建築家と比べて、個人住宅の建築も多く手掛ける日本の建築家。1945年以降に手掛けられた、建築家による住宅建築の変遷をたどる企画展です。2016年11月からローマで、2017年3月にはロンドンで開催された国際展の東京開催となります。
借家が中心だった戦前から、1945年の終戦を境に土地を買って家を建てる政策に変わり、建築家が住宅を手掛けるようになります。この住宅建築を手掛けている点は、日本ならではの特徴です。戦後のライフスタイルの変化と共に家も変わり、クライアントと建築家の双方によって様々な試みがなされてきました。
本展では、アトリエ・ワンが会場デザインを担当。名作から現代社会を反映した話題作まで、75件の住宅建築を「プロトタイプと大量供給」、「大地のコンクリート」、「家族のあり方」など、13のテーマに分けて展観します。多角的な楽しみ方ができるよう、模型、図面、写真、映像など400点以上がそろい、名作のひとつに挙げられる《斎藤助教授の家》(清家清)は家具付きの実物大模型で登場し、中に入ることができます。1950年代のアントニン・レーモンドや丹下健三の自邸、無印良品の住宅商品シリーズのひとつ「木の家」の礎となった《箱の家》(難波和彦)、《中野本町の家》(伊東豊雄)、《ニラハウス》(藤森照信)、《森山邸》(西沢立衛)など、さまざまなタイプの住宅建築が見られるほか、クライアントのインタビュー映像も放映されます。
展覧会名 | 日本の家 1945年以降の建築と暮らし |
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会期 | 2017年7月19日(水)〜10月29日(日) |
休館日 | 月曜日(ただし9月18日、10月9日は開館)、9月19日(火)、10月10日(火) |
時間 | 10:00〜17:00(金・土曜は21:00まで) ※入館は閉館時間の30分前まで |
会場 | 東京国立近代美術館 千代田区北の丸公園3-1 |
観覧料 | 一般 1,200円、大学生 800円 |
公式サイト | https://www.momat.go.jp/craft-museum/ |
問合せ | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |
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