ボストン美術館の至宝展 ― 東西の名品、珠玉のコレクション

古代エジプト美術から現代美術まで網羅! コレクションの礎を築いた収集家の情熱

英一蝶《涅槃図》江戸時代、1713年(正徳3年)286.8cm × 168.5cm 一幅、紙本着色  Fenollosa-Weld Collection, 11.4221

公的な資金援助を一切受けていないにもかかわらず、世界屈指の規模と知名度を誇るボストン美術館。個人の慈善活動によってコレクションを形成した点に着目し、その情熱を踏まえながら、古今東西の美術品を総覧する企画展です。

19世紀から20世紀初頭にかけて、世界中を旅したボストン市民。自分自身や他の収集家、機関と協力して幅広く美術品を集め、それが後に同館に寄贈されてコレクションとなりました。アメリカ国内では、ジョン・シンガー・サージェントなどによる肖像画、アンセル・アダムスらの版画と写真、現代美術まで幅広く網羅。アメリカ国外では、1905 〜 1945年まで実施した同美術館とハーバード大学共同調査隊による発掘で集めた古代エジプト美術、アーネスト・フランシスコ・フェノロサらによって集められた中国・日本美術、多くのボストン市民が集めたヨーロッパ美術などがあります。

本展では、ジャンルごとに作品を紹介。約4万点に上る古代エジプト美術コレクションからギザで発掘された王の頭部、ヌビアの王の立像、ジュエリーなどを展示します。約9000点もの中国美術からは、陳容《九龍図巻》など北宋・南宋絵画を中心に厳選。約10万点に及ぶ日本美術では、野々村仁清《鳥形香合》、喜多川歌麿《三味線を弾く美人図》のほか、初めて日本に里帰りする英一蝶《涅槃図》など、江戸美術が集合します。ヨーロッパ美術からは、モネ、ルノワールらに代表されるフランス印象派とポスト印象派の作品を紹介。特に、ファン・ゴッホのルーラン夫妻の肖像画は2点同時に展示され、必見です。現代美術では、村上隆やアンディ・ウォーホルなどが紹介されます。


フィンセント・ファン・ゴッホ《郵便配達人ジョゼフ・ルーラン》1888年 81.3cm x 65.4cm 油彩、カンヴァス 
Gift of Robert Treat Paine, 2nd, 35.1982
フィンセント・ファン・ゴッホ《子守唄、ゆりかごを揺らすオーギュスティーヌ・ルーラン夫人》1889年 92.7cm x 72.7cm 油彩、カンヴァス Bequest of John T. Spaulding, 48.548
クロード・モネ《睡蓮》1905年 89.5cm x 100.3cm 油彩、カンヴァス Gift of Edward Jackson Holmes, 39.804

All Photographs © 2017 Museum of Fine Arts, Boston

開催概要
展覧会名 ボストン美術館の至宝展 ― 東西の名品、珠玉のコレクション
会期 2017年7月20日(木) 〜 10月9日(月・祝)
休室日 月曜日(ただし8月14日、9月18日、10月9日は開室)、9月19日(火)
時間 9:30〜17:30
※金曜は20:00まで、7月21日、28日、8月4日、11日、18日、25日は21:00まで
※入室は閉室時間の30分前まで
会場 東京都美術館 企画展示室
台東区上野公園8-36 
観覧料 一般1,600円、大学生・専門学校生1,300円、高校生800円、65歳以上1,000円
公式サイト https://www.tobikan.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2017年7月更新