MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020

日本が誇るマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品×大都市〈東京〉
フィクションと現実双方向の影響をダイナミックな展示から考察

2015年に開催された「ニッポンのマンガ*アニメ*ゲーム」をはじめ、日本が誇る独自のカルチャーを世界に発信する取り組みに力を入れてきた国立新美術館が、新たなMANGA総合展を開催。東京と密接な関係にあるマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品から90以上ものタイトルをとりあげ、マンガ原画、アニメやゲームの制作資料や映像など500点を超える展示物が2000㎡の展示室内に展開する。

日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品は、都市〈東京〉の特徴や変化を、鏡のように映し出してきた。キャラクターはコンビニエンスストアなどの現実の空間に浸出し、都市の景観やイメージを変え、もはや我々にとって日常の一部となっている。本展では、そのさまざまな描写を、多数の原画や映像、都市模型や再現インスタレーションでたどる。現実の都市の特徴がいかにフィクションに影響を与え、方向付けてきたのか。またそれらフィクションやそのキャラクターが、現実の都市にいかなるイメージを重層的に付与し、作用をおよぼしてきたのか考察する。

セクション1では、「ゴジラ」「エヴァンゲリオン」シリーズなど、破壊と復興をテーマにした作品を取り上げる。日本のマンガ・アニメ・ゲーム・特撮作品において、未曾有の天災や未知の生命体の襲来などによって首都・東京が壊滅的な打撃を受ける描写は、半ば定番ともなっている。その背景には、東京という都市が実際に幾度も破壊され、そのたびに奇跡的な復興を遂げてきたという歴史があると言える。
 セクション2では、「さくらん」「『坊っちゃん』の時代」「秒速5センチメートル」「新宿スワン」など、日常生活を描写した作品群を通して、人々の生活の場としての東京の姿とその変遷を見てゆく。江戸からポストモダン、そして現代へと繋がる3つの区分から、市井の人々の日々の暮らしにスポットライトを当てる。
 セクション3では、これまでとは逆に、現実の都市空間に召喚されたキャラクターたちに目を転じる。生身の人間とキャラクターが共存する街としての〈東京〉のアンビバレンツな魅力を、インスタレーションで再現する。

日本最大級のMANGA総合展であると同時に、そこに映し出され、さらには人々の記憶の中に重ね合わされてきた〈東京〉の姿をも映し出す本展。新たな日本カルチャーへの視点を養う良い機会となりそうだ。

展覧会キービジュアル イラストレーション:吉成曜 ©Crypton Future Media, INC. www.piapro.net ©カラー ©Naoko Takeuchi ©武内直子・PNP・東映アニメーション ©秋本治・アトリエびーだま/集英社 ©創通・サンライズ TM & © TOHO CO., LTD. ©TOKYO TOWER
大友克洋 AKIRA ©MASH・ROOM/KODANSHA
ゴジラ TM & © TOHO CO., LTD.
秒速5センチメートル ©Makoto Shinkai / CoMix Wave Films
秋本治 こちら葛飾区亀有公園前派出所 ©秋本治・アトリエびーだま/集英社
開催概要
展覧会名 MANGA都市TOKYO ニッポンのマンガ・アニメ・ゲーム・特撮2020
会期 2020年8月12日(水)〜11月3日(火・祝)
休館日 火曜日(9月22日、11月3日は開館)、9月23日(水)
時間 10:00〜18:00
※入場は閉館時間の30分前まで
※当面の間、夜間開館なし
会場 国立新美術館 企画展示室1E
港区六本木7-22-2
>> 会場の紹介記事はこちら
観覧料 一般 1,600円、大学生 1,200円、高校生 800円 中学生以下無料
※日時指定入場制
※詳細はこちらをご確認ください
展覧会サイト https://manga-toshi-tokyo.jp/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2020年8月5日更新