中川エリカ展 JOY in Architecture

エネルギッシュな活動を続ける若手建築家・中川エリカが考える
建築の「よろこび( JOY )」を躍動感いっぱいに展示

TOTOギャラリー・間にて、吉岡賞、住宅建築賞金賞など数々の賞を受賞し、活躍の場を広げている建築家・中川エリカの個展が開催。

中川は、初期の代表作「ヨコハマアパートメント(西田司/オンデザインと共同設計)」、「桃山ハウス」で数々の賞を受賞するなど、今まさにエネルギッシュな活動を続けている若手建築家だ。彼女の原点は、「新しい建築の表現を追求したい」という飽くなき探求心にあり、「新しい組み立て方」や「街の細部の法則をヒントにした材料の発見」、「内と外の関係」といったさまざまな課題に取り組み、周囲の環境や人々の営みを巻き込みながら、生き生きとした建築の表現を生み出し続けている。
 中川は、街と建築が相互に補い合い連続する場を生み出すべく、街のリサーチを徹底的に行うことからスタートする。そして「建築を身体的に考える」ために、暮らしぶりまで表現した精緻で巨大な模型をのぞきこみ、思考と検証を上書きしていくことで、現実の建築体験へと展開していくのだ。「建築よりも小さなものと大きなもの、言葉にさえできないものを建築と同時に検討していくためには、身体性をもった巨大で具体的で詳細な模型が必要なのです」と本人は語る。こうした探求行為とそこから生まれる発見が、中川のよろこびと新たなエネルギーとなっている。
 本展覧会では、「現時点で思いつく限りのスタディやリサーチの実践が一堂に介しています」と本人がコメントするように、設計の現場で活用されてきたさまざまなスケールの模型を一挙に公開し、中川が考える建築の「よろこび( JOY )」を躍動感いっぱいに展示。また、これからの建築の生きた発見につなげるため、事務所のスタッフ全員で南米チリに渡り行った、小さな什器とともに現れる人々の屋外での居場所のリサーチとその模型も展示される。

展覧会を、建築そのものとして実現しようとする、精一杯でがむしゃらなエネルギーに満ちた若手建築家の挑戦に注目したい。

SKIP ROOF 隣地の植物と庭の模型(S=1/20)©yujiharada
桃山ハウス具体的で詳細な模型(S=1/50)©Koichi Torimura

丘端の家 街を含む敷地模型(S=1/30) ©yujiharada
A Study of a Neighborhood in Tokyo, Japan 配管と接合部によるファサード模型(S=1/15) ©yujiharada
模型群 プロジェクトの模型群 スケール各種 ©yujiharada

開催概要
展覧会名 中川エリカ展 JOY in Architecture
会期 2021年1月21日(木)〜3月21日(日)
休館日 月曜日・祝日(ただし3月20日は開館)
時間 11:00〜18:00(緊急事態宣言下では17:00まで)
会場 TOTOギャラリー・間
港区南青山1-24-3 TOTO乃木坂ビル3F
入館料 無料
※事前予約制
※詳細はこちらをご確認ください
公式サイト https://jp.toto.com/gallerma
問合せ 03-3402-1010
2021年1月28日更新