佐藤可士和展

「クリエイティブディレクター」の定義を拡張し続ける男
佐藤可士和の過去最大規模の個展で展示全体が「作品」に

ユニクロ、T-POINT、セブンプレミアムなど、日本人なら誰もが知るロゴの生みの親で、日本を代表するクリエイティブディレクター、佐藤可士和の過去最大規模の個展が開催。佐藤自身がキュレーションする会場構成のなかで、約30年にわたる活動の軌跡を多角的に紹介する。

1990年代、株式会社博報堂でアートディレクターとして斬新な広告プロジェクトを次々と手がけた佐藤は、2000年の独立以降、企業から、幼稚園、病院、ミュージアム、エンターテインメント界、ファッション界、そして地域産業まで、多種多様な分野で革新的なVI(ビジュアル・アイデンティティ)・CI(コーポレート・アイデンティティ)計画やブランド戦略を手がけ、国内外から注目を集めてきた。伝えるべき情報を整理してその本質を抽出し、誰もが一目で理解できる視覚言語・記号に置き換え、広く伝達するというデザインの根本原理を、その本来の領域をはるかに越えた幅広い分野に適用する佐藤独自の稀有な方法論は、デザインの概念を拡張・刷新するだけでなく文化、経済活動、そして私たちの日常生活に至るまで、社会のすみずみに影響を及ぼしている。

本展では、「クリエイティブディレクター」という仕事の定義を拡げてきた佐藤の活動の中から50以上のプロジェクトを取り上げ、多彩な展示方法で紹介。
 幼少期から漫画の表紙やロゴ、標識などのマークが好きだったという佐藤が、幼少期に制作した1点のコラージュ作品に始まり、ポスターやプロダクトなど実際の制作物の紹介、立体化した巨大なロゴを用いた大規模なインスタレーション、インタラクティブなデジタルコンテンツなど、体験型の展示も登場する。

全体の空間構成から、個々の展示物の見せ方、ショップに並ぶグッズまで、全てを佐藤自身がディレクションした、いわば、展示室全体が一つの「作品」となる本展。来場者は、佐藤の数々の仕事を「作品」として鑑賞する刺激的な体験を通して、その唯一無二のクリエイティビティを体感することになるだろう。

グローバル旗艦店「 ユニクロ ソーホー ニューヨーク店」 屋外広告(工事中店舗の仮囲い) 2006年
国立新美術館VI計画
シャトー・ワイマラマ ワインエチケット 「MINAGIWA Kashiwa Sato Limited Edition」 ポスター 2020年 シルクスクリーン 105×75 cm
「ふじようちえん」 リニューアルプロジェクト トータルプロデュース 2007年
「日清食品関西工場」 トータルプロデュース 2019年
開催概要
展覧会名 佐藤可士和展
会期 2021年2月3日(水)〜5月10日(月)
休館日 火曜日(2月23日、5月4日は開館)、2月24日(水)
時間 10:00〜18:00
※入場は閉館時間の30分前まで
会場 国立新美術館 企画展示室1E
港区六本木7-22-2
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観覧料 一般 1,700円、大学生 1,200円、高校生 800円 中学生以下無料
※事前予約制
※詳細はこちらをご確認ください
展覧会サイト https://kashiwasato2020.com/
問合せ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
2021年2月10日更新