ライゾマティクス_マルティプレックス

15周年のライゾマティクスが美術館で初の大規模個展

領域横断的なクリエイションを通して、常に人とテクノロジーの関係を探求しているrhizomatiks(ライゾマティクス)。設立15周年を迎える今年、美術館では初となる大規模個展が実現。

ライゾマティクスによる表現活動は、いわゆる「メディアアート」の領域を超えて、データの視覚デザインなどの研究開発的要素や、建築、デザイン、広告やエンターテイメントなどのビジネスに及び、社会に影響を与える力を持っている。彼らはアイデア、ハードソフト開発からオペレーションに至るまでチームが一貫して取り組むフルスタック集団であり、アーティスト、プログラマーや研究者をメンバーに含んでいる。
 そんな彼らは、世界的に活躍するアーティストであるビョーク、スクエアプッシャー、Perfume、狂言師・野村萬斎や研究者らとのコラボレーションに加え、多様な視覚化や問題提起型のプロジェクトを通して、これまで技術と表現の新しい可能性を追求してきた。斬新なインパクトを持つその時間/空間的表現は、国際的に高い評価を得ている。

本展では、美術館における初の大規模個展として、ライゾマティクスが展開してきた領域横断的なクリエイションを展望するとともに、「現在」とクリティカルにシンクロする新作プロジェクトが展示される。BitCoinの自動取引を行うソフトを開発し、取引の様子を可視化・可聴化したインスタレーション、狂言師・野村萬斎の動きを3Dスキャン、モーションキャプチャ、機械学習技術でデータ収集し、低次元化してリアルタイムで映像に変換した作品、SNSを通じて集められる個人データの問題への提言など、デジタルなネットワーク社会の中にあって、新しい人間性(ヒューマニティ)の可能性と、未知の視覚ヴィジョンを追求する彼らの魅力を伝える展覧会となるだろう。

ポスト・コロナの社会において、世界がオンライン化を求められ、人間としてのコミュニケーションのあり方についての新しい可能性が問われる中、多くのプロジェクトや技術提案を実践しているライゾマティクスが、変化し続ける世界における「新しいアーティストの役割」を見せてくれるはずだ。

野村萬斎×真鍋大度《FORM》2017年1月2日〜3日 東京国際フォーラム ©Hiroyuki Takahashi/NEP[参考図版]
Perfume《Reframe 2019》2019年 撮影:上山陽介 [参考図版]
Squarepusher 《Terminal Slam》2020年 [参考図版]
Rhizomatiks Research × ELEVENPLAY《border》2015年 photo by Muryo Homma [参考図版]

開催概要
展覧会名 ライゾマティクス_マルティプレックス
会期 2021年3月20日(土・祝)〜6月20日(日) 22日(火)
※6月1日(火)より再開、会期延長
休館日 月曜日(5月3日は開館)、5月6日(木) 会期中無休
時間 10:00〜18:00
※展示室入場は閉館時間の30分前まで
会場 東京都現代美術館 企画展示室 B2F
江東区三好4-1-1
観覧料 一般 1,500円、大学生・専門学校生・65歳以上 900円、中高生 500円、小学生以下無料
※日時指定制
※詳細はこちらをご覧ください
公式サイト https://www.mot-art-museum.jp/
問合せ 050-5541-8600 (ハローダイヤル)
2021年6月1日更新