自画像的作品を手がける森村泰昌が、洋画家・青木繁への熱い想いを
新たなる作品シリーズへと昇華させたセッション展
石橋財団コレクションと現代美術家の共演「ジャム・セッション」の第2弾に、森村泰昌が登場。
森村は、1985年、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作して以降、今日に至るまで、古今東西の絵画や写真に表された人物に変装し、独自の解釈を加えて再現する「自画像的作品」をテーマに制作し続けている。また、明治時代を代表する洋画家・青木繁の《自画像》、《海の幸》にインスピレーションを得た作品を制作するなど、石橋財団が所蔵する青木作品にも想いを寄せてきた。このたび、森村は改めて《海の幸》と本格的に向き合い、同作品が制作された明治期以降の日本の文化、政治、思想などの変遷史を“森村式”、略して“M式”「海の幸」として形象化し、青木への熱い想いを新たなる作品シリーズへと昇華させる。
本展覧会で森村は、写真・映像作品、また習作やジオラマなどを含む50点以上の新作を発表。また、青木繁の《海の幸》や《わだつみのいろこの宮》などの代表作を、森村独自の作品解釈やコメントとともに紹介する。さらに、最後の章では、青木に扮した森村によるワタシガタリの映像作品も上映される。
最も注目したいのは、幅約3mのM式「海の幸」10点が絵巻物的に構成される大規模なインスタレーション。明治・大正・昭和から現代、そして未来へと続く日本の文化や歴史を舞台に、85人の人物が登場する。
石橋財団コレクションより青木作品約10点と、森村作品約60点で構成される、森村と青木のかつてないセッションをご覧あれ。
展覧会名 | ジャム・セッション 石橋財団コレクション×森村泰昌M式「海の幸」−森村泰昌 ワタシガタリの神話 |
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会期 | 2021年10月2日(土)〜2022年1月10日(月・祝) |
休館日 | 月曜日(ただし1月10日は開館)、12月28日(火)〜1月3日(月) |
時間 | 10:00〜18:00 ※金曜日は20:00まで ※入館は閉館の30分前まで |
会場 | アーティゾン美術館 6階展示室 中央区京橋1-7-2 >> 会場の紹介記事はこちら |
入館料 | 【ウェブ予約チケット】 1,200円、高大専門生無料(要予約)、中学生以下無料(予約不要) ※日時指定予約制 ※当日チケット:ウェブ予約チケットが完売していない場合のみ窓口で販売 ※詳細は公式サイトのチケット情報をご覧ください |
公式サイト | https://www.artizon.museum/ |
問合せ | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
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