書家 金澤翔子展 「つきのひかり」

横幅15mの書き下ろし超大作や、ライブ感溢れるパフォーマンスは必見

5歳から母の師事で書を始め、全国の名だたる神社仏閣での席上揮毫を行い、個展も数多く開催する書家・金澤翔子。その代表作を一堂に集め、初公開の新作も展示する過去最大規模の展覧会が実現。

本展覧会では、金澤翔子の人生の歩みとともに、作品を大きく3つのゾーンに分けて紹介。作家デビューした20歳の作品を中心とした「飛躍」では、最初で最後のつもりで催した銀座書廊での個展が想像を超えて反響を呼び、書家として求められ、飛び立った翔子の書を展示。代表作の《10歳般若心経》、《共に生きる》をはじめ、《風神雷神》は俵屋宗達・国宝高精細複製品の《風神雷神図屏風》とともに並ぶ。
 続いて、一人暮らしを始め、作品にも変化が訪れた30歳以降の作品を中心とした「自立」では、手紙、張り紙など、「書」以外のアイテムも豊富に展示。代表作のほか、新作「一文字シリーズ」6作品や、人気アーティストとのコラボレーション作品も初公開が予定されている。

そして、最終章の「旅立ち」では、現在の翔子の新しい挑戦を目撃する。「大きくなったら、お月さまになりたい」と語っていた彼女の書は、子どもから大人、人種や思想などに関係なく、生きるものを全て認め、励まし、元気や勇気を与えてくれる「つきのひかり」のような存在といえる。そのひかりに照らされるような、ポジティブなエネルギーに溢れた新作をいち早く鑑賞できるのはもちろん、設置されたアトリエコーナーでは、金澤翔子と来場者がコミュニケーションするように、作品が日に日に増えていくパフォーマンスも実施される。

特に、今展のために書き下ろされた高さ3m超、横幅15mの圧巻の超大作《心に光を 夜空に月を》は必見。本作品は、新型コロナウイルスなどの影響で落ち込みがちな昨今、見上げると「つきのひかり」があることを思い出してほしい、見上げることで「みんなが元気になってほしい」という翔子の想いが込められている。

KAWS(Brian Donnelly) photo:Nils Mueller for Wertical
飛躍ゾーン「風神雷神」©大本山建仁寺
一文字シリーズ
「心に光を 夜空に月を」制作風景
開催概要
展覧会名 書家 金澤翔子展 「つきのひかり」
会期 2021年12月22日(水)〜2022年1月8日(土)
休館日 会期中無休
時間 10:00〜20:00
※入館は閉館時間の30分前まで
会場 森アーツセンターギャラリー
港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階
観覧料 【前売】一般 2,100円、中高生 1,000円、小学生 500円
【当日】一般 2,300円、中高生 1,100円、小学生 600円
※小学生未満無料
※当日券は、日時指定券に空きがある場合のみ販売
※詳細はこちらをご確認ください
公式サイト https://k-shoko.org/
問合せ tsukinohikari@k-shoko.org
2021年12月3日更新