日本で最も過激なアーティスト・コレクティブの過去最大の回顧展
驚きに満ちた展示構成で、多くの代表作や新作までを一挙紹介
日本で最も過激なアーティスト・コレクティブ、Chim↑Pom(チンポム)最大の回顧展が実現。
卯城竜太、林靖高、エリイ、岡田将孝、稲岡求、水野俊紀の6名からなるアーティスト・コレクティブ、Chim↑Pomは、独創的なアイデアと卓越した行動力で、社会に介入し、私たちの意表を突く数々のプロジェクトを手掛けてきた。作品の主題は都市、消費主義、飽食と貧困、日本社会、原爆、震災、スター像、メディア、境界、公共性など多岐にわたり、現代社会の事象や諸問題に対するメッセージ性の強い作品でありながら、その多くにはユーモアや皮肉も感じられる。また、コロナ禍において顕在化している、感染症や疫病患者に対する差別や偏見、汚染や境界といった社会問題について、彼らは、それらを予見するかのようにこれまでの作品のなかで取り上げており、その示唆に富む課題提起は、今、まさに考察に値するといえるだろう。
本展は、結成17周年を迎えるChim↑Pomの初期から近年までの代表作と本展のための新作を一挙に紹介する初の本格的回顧展となる。展示は、都市と公共性、ヒロシマ、東日本大震災などのテーマに則して構成され、作家が一貫して考察する事象を浮き彫りにしつつ、活動の全貌を検証。一方で、創意工夫に富んだダイナミックな展示構成により、作品に新たな光を当てることを試みる。また、2020年のエリイの出産を機に構想された新作映像インスタレーションを発表するほか、新たなアートプロジェクト「くらいんぐみゅーじあむ」では、展覧会場内に託児所を開設。より多くの人に本展を鑑賞してもらうことを目指しながら、日本における子育て環境への問題意識を喚起する。
展覧会のサブタイトル「ハッピースプリング」には、長引くコロナ禍においても明るい春が来ることを望み、たとえ待ちわびた春が逆境のさなかにあっても想像力を持ち続けたい、というChim↑Pomのメッセージが込められている。先行きが不透明な今日、既成概念を打ち破る彼らの力強い作品は私たちの想像力を刺激し、共により良い未来を考える道標となるだろう。
展覧会名 | Chim↑Pom展:ハッピースプリング |
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会期 | 2022年2月18日(金)〜5月29日(日) |
休館日 | 会期中無休 |
時間 | 10:00〜22:00(5月3日を除く火曜日は17:00まで) ※入館は各閉館時間の30分前まで |
会場 | 森美術館、ほか 港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階 >> 森美術館の紹介記事はこちら |
入館料 | 【日時指定】 平日:一般 1,600円、高大生 1,100円、4歳〜中学生 500円、65歳以上 1,300円 土・日・休日:一般 1,800円、高大生 1,200円、4歳〜中学生 600円、65歳以上 1,500円 【当日】 平日:一般 1,800円、高大生 1,200円、4歳〜中学生 600円、65歳以上 1,500円 土・日・休日:一般 2,000円、高大生 1,300円、4歳〜中学生 700円、65歳以上 1,700円 ※当日券は、日時指定券に空きがある場合のみ販売 ※詳細は公式サイトをご確認ください |
公式サイト | www.mori.art.museum |
問合せ | 050-5541-8600 (ハローダイヤル) |
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