六本木駅から外苑東通りを飯倉方面へ徒歩約5分。AXISビルを右折した路地にある「ジャスミンタイ」。タイらしい内装と料理は、タイ国政府商務省の認定レストランにも選ばれるほど高レベル。

緑のルー、パプリカの赤、ナスの紫と、美しいルックス。煮込むと色が飛んでしまうため、パクチーなどは別にペーストして、後から加えるという。タケノコ、ナス、鶏肉、ピーマンなどがゴロゴロ入り、別皿のジャスミンライスも1膳より多め。女性客が主体の同店で、ランチだけは男女半々というのも納得のガツ飯だ。さらにライスはおかわり自由で食べ放題。
ココナツのまろやかさの後にサラッと辛さが駆け抜ける。エスニック系にありがちな強さはなく、あくまでも爽やか。辛い物が苦手な人でも食べられそうだが、辛さは強弱とも調節可能なので、よりマイルドにもできる。
スイートチリがかかったサラダは箸休めにピッタリ。デザートのタピオカにはココナツの実も混ざって面白い食感だ。

12時前の来店でアラカルト注文の人のみ座席予約が可能。近隣の大使館スタッフにもファンが多く、日によっては12時過ぎには満席になる繁盛店だけに、12時直後か、オフピークを狙って訪れたい。

1. ワンランク上の「海老のココナツカレーセット（税込1,296円）」は、ココナツの風味漂う口当たり良いカレーに、プリッとしたエビと目玉焼きがのる豪華仕様。同価格で蟹のカレー炒めもある
2. 細工が美しい現地製のテーブル席が並び、壁にはエキゾチックな工芸品や絵画がかかる、異国情緒満点な店内。夜はカップルの来店も多いとか。カーテンで仕切れる半個室は12名まで利用可
3. 華やかな笑顔が印象的なタイ人マダムの高木ドウアンルタイさん。さり気ない気遣いで1人でも入りやすい優しい雰囲気を作り出している