老舗漬物店が手掛ける魚介味淋粕漬 魚と粕が織りなす独特な美味しさ

鈴波 東京ミッドタウン店(六本木)

  • 2017/07/04
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鈴波定食(丹波黒豆、焼魚、小鉢、ご飯、赤だし、香の物、梅粕酢)鈴波定食 税込1,296円(丹波黒豆、焼魚、小鉢、ご飯、赤だし、香の物、梅粕酢)
※写真の魚はさわら

ミッドタウンにある「鈴波」。1928年創業の大和屋守口漬総本家が“漬ける技”を魚に転用して生まれた魚介味淋粕漬は、酒粕と味淋粕をブレンドした独特な風味が魚の旨味を引き立てると好評。ランチは、ワーカー、観光客、近隣住民、美術館帰りの人が一斉に集う。

ワーカーに人気の鈴波定食は、焼魚に副菜が付くシンプルなスタイル。さわら、白ひらす、カラスカレイ、みなみかごかますの4種類を中心に日替わりで登場する。
 焼き上がるまでのお楽しみが箸割の丹波黒豆で、ふっくらと炊きあがった豆は柔らかく、お茶請けにちょうど良い。ホッと一息ついていると、照り良く焼かれたさわらがやってきた。身が締まっていて、噛むと粕の甘味と魚の旨味がジワッと。生産者名も掲示される新潟県牧産コシヒカリとの相性も抜群で、どんどんご飯がすすむ。秋には天日干しの新米となるそうだ。江戸時代から続く老舗の八丁味噌を使った赤だしは、味の濃い魚に負けない力強さがあり、関東では新鮮な味わい。

春はマグロのカルパッチョ、夏は冷やし甘酒、秋は戻りカツオのたたき、冬は鮭とイクラの親子丼など、鈴波定食に季節の小鉢を付けた限定メニューも人気だ。おかわりは、赤だしは税込129円、ご飯は無料で頼める。原点回帰とも言える日本らしい定食は、心安らぐランチタイムを与えてくれそうだ。

銀だら/物販/店内
  1. 差額を支払うと好みの魚に変更可能で、一番人気は脂ののった銀だら。魚の種類や季節によって細かく漬け込む時間を調整し、滑らかな旨味を引き出すのがポイントという
  2. 入口横の売店では、15種類の漬け魚や守口漬などを販売。食後に提供される酒粕を利用した梅粕酢(200ml・税込1,080円)、かつおのたたきなどに使うぽん酢(300ml・税込864)円も並ぶ
  3. モットーとする「海山潤味」の書がかかった店内は金地の壁が華やか。全32席のため、ランチのピークタイムは行列必至

基本情報

店舗外観
名称 鈴波 東京ミッドタウン店
所在地 港区赤坂9-7-3 ガレリアB1F
電話番号 03-5413-0335
営業時間
平日
ランチ
11:00〜15:30(L.O. 15:00)
ディナー
16:30〜21:00(L.O. 20:30)
土日祝
11:00〜21:00(L.O. 20:30)
定休日 1/1(東京ミッドタウンの休館日に準ずる)
公式サイト https://www.suzunami.co.jp/

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