表参道の歴史ある和菓子屋が作る赤飯は、最高級のもち米と豆が魅せる極上の味

紅谷(表参道)

  • 2015/05/21
  • ショップ
  • グルメ
  • おもたせ
赤飯進物用赤飯(2合) 1折・税込2,430円
※消費期限 当日中
※自宅用は1人前・税込594円〜

青山通りに面したビルの9階にある予約制の和菓子屋さん。1923(大正12)年に創業し、親、子、孫へと家業を受け継いで1世紀近い歴史を持つ。赤飯は慶事に欠かせないと固定ファンが多い。

進物用の化粧箱は朱塗りに紅白の水引、ゴマが入った鯛の小袋とお祝いらしい容貌。開ければ、小豆色に色付いた赤飯がお目見え。備中産だるまという最高級大粒ささげを使っているからか、豆の存在感が際立つ。
 口元へ持っていくと、ふわっと国産ゴマの香ばしさ。含めば、粒立ちで噛みごたえがあるのに、もち米ならではの粘りと弾力、甘味がすごい。ささげのほくっとした味わいが後に続き、一心不乱で咀嚼する。美味しいものは自然と口数が減って食べることに専念しがちと言われるが、まさにそれ。

和菓子で使う新潟産の最高級もち菓子種“こがね”を蒸して作り上げており、もち米の旨味を引き出すポイントは途中の塩水のかけ回し。コツを打つと言い、絶妙なタイミングで入れると、ふっくらして艶も出るという。
 毎年敬老の日には、新栗入りのおこわも登場。こちらも人気抜群。赤飯も和菓子も1個から予約できるので、営業日をチェックしつつ気軽に電話してみたい。

(手前から)栗蒸し羊羹、上用饅頭ゆず、かぶら/ミニどら、ミニどら(クリスマス焼印)、豆大福/店内
  1. 上用饅頭のゆず&かぶら(各税込280円)、9〜12月限定栗蒸し羊羹(時価)。和菓子は厳選した国産材料を用い、すべて手作り
  2. コロンとした外見がかわいいミニどら(税込162円)。バレンタインはハート、クリスマスはサンタなど、イベントバージョンも豊富。ふんわりした生地にたっぷりの粒餡がナイスヒット。固定ファンの多い豆大福(税込162円)は餅が柔らかく印象的
  3. 予約販売で注文も受け取りも営業時間内となるため、手土産の場合は要注意。オープン時は1F路地に和菓子のショーケースがあるので目印になる。古い木型などが展示された店内は狭いが趣あり。定番の豆大福、ミニどら、最中(税込140円)、草餅や桜餅(各税込280円)などの季節菓子は当日販売分も多少ある

基本情報

店舗外観
名称 紅谷
所在地 港区南青山3-12-12 紅谷ビル9F
電話番号 03-3401-3246
営業時間 水〜土 11:00〜15:00
定休日 月火日祝
※行事によって不定休あり
公式サイト https://beniya-aoyama.jp/

記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。