イギリスの著名アーティスト、ロジャー・ディーンと、その娘で2年前より東京を拠点に活動するフレイヤ、そして同じくアーティストの妻アマンダと母ジェーンの、ディーンファミリー4人による日本初展示が実現。西洋と東洋が交錯するような不思議な美しさをもつ風景・自然画、プリミティブで宗教的な要素を強く感じる図柄など、ファミリーが今展のテーマに掲げた「アニマ・ムンディ（世界の魂）」が沸き立つような力強い一体感を展示から感じられる。それは、ロジャーが潜在的な影響を認める中国のランドスケープや歌川広重などの浮世絵、そしてフレイヤの創作の核となった哲学者プラトンや孔子の思想、さらに神道の「八百万の神」の概念が共鳴した結果だろう。写真は作品の前に立つロジャー・ディーンさんとフレイヤ・ディーンさん。会期は5月19日（金）まで。日曜休。時間は12:00〜19:00。