国立新美術館
アニメーション監督・新海誠の商業デビュー15年を記念した展覧会が、国立新美術館で開幕。
デビュー作「ほしのこえ」から、昨年大ヒットした「君の名は。」まで、貴重な絵コンテ、作画、設定資料、さらに作品を彩る言葉や音楽、映像などを通じて、新海誠の軌跡を辿る事ができる。
日常の何気ない景色をキラキラと輝かせて見せる“風景の美しさ”は新海作品の特徴でもあるが、幾重にもレイヤー分けし光のタイミングを変えたビルの反射光の解説や、写真から3Dモデル化し何層にも美術背景を用意したOPシーンの3D再現など、その美しさがいかに労力のいる作業の上に成り立っているかに驚かされる。
また、国立新美術館といえば、「君の名は。」の劇中で、主人公の瀧くんと奥寺先輩がデートをするシーンに2Fのカフェが登場した事もあり、展示だけではなく空間自体も作品とリンクする特別な会場となっている。新海誠監督作品の特別上映会なども実施されるので、ぜひ期間中に会場を訪れてみては。
写真は展示室入口でフォトセッションに応じる、新海誠監督と音声ガイドを担当する俳優の神木隆之介さん。
会期は12月18日(月)まで。火曜休。時間は10:00〜18:00(金・土曜は20:00まで)。
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