六本木開館10周年記念展 フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年

サントリー美術館

  • 2017/11/21(火)
  • イベント
  • フォトニュース
六本木開館10周年記念展 フランス宮廷の磁器 セーヴル、創造の300年

 ヨーロッパ磁器の最高峰の一つと位置づけられるセーヴル磁器の、300年の軌跡を辿るかつてない規模の展覧会が実現。展示は4章、約130件の名品・優品で構成される。

 フランス国王ルイ15世の庇護を受けて王立磁器製作所へと成長し、東洋への憧れからもマイセン風からも脱却し、フランス独自の磁器芸術として歩み始めた18世紀、画期的な製造技術や装飾過剰ともいえる高い技術の確立で黄金期を築いた19世紀、アール・ヌーヴォーからアール・デコへの変遷で次第に余分なものをそぎ落とし洗練されていく20世紀、そして現代芸術家を積極的に招き、新たな魅力を探求する現代と、常に“秀逸”を信条として歩み続けるセーヴルの姿を追う事ができる。

 音声ガイドには、自身もアート好きで良く美術館を訪れるという女優の賀来千香子さんが初挑戦。内覧会で実際の作品を目にした賀来さんは「予想よりはるかに美しい色と保存状態の良さに驚かされました。《乳房のボウル》《水差「ブロワ」》などがお気に入りです」と語った。

 展示は一部撮影可能で、会期中は展示解説ツアーなども開催される。

会期は11月22日(水)〜2018年1月28日(日)。火曜(1月2・9・16・23日を除く)、12月30日〜1月1日休。時間は10:00〜18:00(金・土曜、11月22日、1月7日は20:00まで、12月29日は18:00まで)。

記事を探す

記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。