ルシア・ビダレス個展「To cool the blue」

タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム(六本木5-17-1 AXISビル2F)

  • 2020/8/7(金)
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ルシア・ビダレス個展「To cool the blue」

 メキシコ人アーティストのルシア・ビダレスによる日本初個展が開催。「To cool the blue(青を冷やすために)」と題された本展では、2018年から2020年にかけて制作された8点の絵画作品が展示される。

 ビダレスの作品は、彼女の想像力によってフィクションと歴史を融合させた幻想的な内面世界が表現されており、生きている者たちと死んでいる者たち(この世を去った最愛の者たち)が境界なく画面上に溶け合い、さまざまな物語を形成している。
 メキシコには「死者の日」という故人に想いを馳せる、日本のお盆のような祭礼行事があるが、その雰囲気は非常に明るく陽気でメキシコの人々の死生観を良く表している。ビダレス本人は、作品について故郷の祭事を関連付けてはいないが、彼女の作品からはお国柄を感じずにはいられない。
 絵画や土地の歴史を丁寧になぞりながら、ユーモラスでシニカル、そして時に魔術的な幻惑の世界に引き込む、独特の筆致に注目したい。

【会期】8月1日(土)〜22日(土)
【休廊日】日月祝
【時間】12:00〜18:00
※入場にあたり、検温、連絡先提供への協力が必要

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