10年間の想いを込めて「和紙キャンドルガーデン-TOHOKU 2021-」

東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン、芝生広場 他

  • 2021/3/10(水)
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10年間の想いを込めて「和紙キャンドルガーデン-TOHOKU 2021-」

 東日本大震災の起きた2011年から、昨年を除き毎年開催されてきた「和紙キャンドルガーデン-TOHOKU-」が今年も3日間の日程で開催。

 多摩大学の村山貞幸ゼミ「日本大好きプロジェクト」所属の学生による企画・運営のもと、東北と東京の大学生らが参加する本イベントは、毎年学生たちが東北の市町村をまわり、自分たちで一枚一枚丁寧に手漉きした和紙にメッセージを書いてもらい、キャンドルとして展示するというもの。今年は過去10年分のメッセージから約1万個を東京ミッドタウンの芝生広場と、ミッドタウン・ガーデンに年ごとに並べるほか、全メッセージをInstagramで配信。累計約1万5千もの東北の人々の想いに、小さくも温かい光が灯る。
 取材当日は、キャンドルが倒れてしまう程の強風の中だったが、学生たちは何度もキャンドルを起こして再び火を灯し、黙々と作業に没頭。その姿は、打ちのめされても前を見て立ち上がる、被災地の人々と重なって見えた。

 震災から10年を迎える日に、和紙キャンドルに込められた10年分の言葉が、被災地と全国に広がる鎮魂の灯として、そして過去と未来をつなぐ希望の光として、静かに輝く。

【期間】3月9日(火)〜3月11日(木)
【時間】17:00〜20:00

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