心をざわつかせる展示方法&名品・珍品多数!サントリー美術館で「ざわつく日本美術」展

サントリー美術館

  • 2021/7/15(木)
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心をざわつかせる展示方法&名品・珍品多数!サントリー美術館で「ざわつく日本美術」展

 ある作品を見た時に感じる、言葉にならない「心のざわめき」を鑑賞の大切なキッカケととらえ、それらに気づき言語化する手助けを、あらゆる展示方法や名品・珍品の紹介で試みる、サントリー美術館の開館60周年記念展の第2弾が開幕。

 展示では、作品自体の面白さやそれらにまつわるエピソードを掘り下げることで、漠然と感じている魅力に輪郭を持たせるのはもちろん、器や能面の裏に注目させたり、あえて蓋と身をバラバラにしクイズ形式で展示したり、元の姿を想像させるヒントを散りばめたりと、これまでの美術鑑賞とは角度を変えた、純粋に「見る」ことを楽しむ仕掛け・工夫があちこちに凝らされている。
 どこかリアルすぎて見入ってしまう役者絵、裏から見ると熟れた柿そのものに見える茶碗、国宝を収める桐箱から分かる作品への並々ならぬ想いなど、「こんな見かたもあったのか!」と驚く展示ばかりだ。

 どのように“ざわつく”かは、その時その場のアンテナ次第。よく知るコレクションにこそ、とにかく“見る”ことで新しい発見があるかもしれない。

【会期】7月14日(水)〜8月29日(日) ※会期中展示替えあり
【休館日】火曜(8月24日は18:00まで開館)
【時間】10:00〜18:00 (金・土曜、7月21・22日、8月8日は20:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
【画像】尾上菊五郎 一枚 明治8年(1875)頃 サントリー美術館蔵

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