森アーツセンターギャラリー
ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するポップカルチャーの巨匠KAWSの、国内初の大型個展「KAWS TOKYO FIRST Sponsored by DUO」が開幕。
本展では、コマーシャルアートとファインアート双方の領域を網羅するKAWSの視覚的アプローチに迫り、彼が創作した絵画や彫像、プロダクトをはじめ、さらにKAWSが保有するプライベートコレクションを合わせた約150点を通して、そのユニークな芸術制作の軌跡や美術史的意義をたどる。
オープニングイベントに登壇したKAWSは「世界的に不運な状況下でも、これだけの大規模展を開催できるのは本当に光栄。私の20年間の興味の変遷をぜひ見てほしい」とコメント。
会場内で次々と登場する、KAWS特有のハイブリッド化されたキャラクターたちは、想像以上のインパクトで、実物の引力の大きさに圧倒される。また、印象的だったのは、本人も「こんなことができるのか」と驚いたという、実際のスタジオシーンを再現した展示。KAWSのプライベートなスペースを共有することで、普段どのような作品や環境に囲まれながら制作しているのかなど、よりアーティストの内面に迫ることができそうだ。さらに、AR作品やインタラクティブ体験など、参加型の展示も用意されている。
KAWSの20年間のキャリアを包括的に洞察すると共に、20年前に立ち戻った原点回帰でもある本展、稀代のアーティストのストーリーを垣間見るまたとない機会となりそうだ。
【会期】7月16日(金)〜10月11日(月)
【休館日】8月5日(木)
【時間】10:00〜20:00(7月19日は17:00まで) ※入館は閉館の30分前まで
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