10月29・30日の2日間、日本の食がかかえる課題や目指す未来について、生産者、事業者、消費者、そして行政が一体となって考えようという啓発イベント「NIPPON FOOD SHIFT FES.」が、六本木ヒルズ アリーナで開催された。

 会場には、さまざまなフードシフトを実践する生産者が、フレッシュな旬の農産物や加工品など自慢の逸品とともに大集合。他にも、ミシュランガイド掲載店シェフが開発した日本の産品によるオリジナル弁当の限定販売、AI による家庭菜園の診断を体験できるブース設置、食糧問題と向き合った展示「賞味期限2050 食とデザイン展@六本木」など、来場者はさまざまなコンテンツを通して、楽しみながら日本の食の課題や未来に向きあった。
 また、ステージでは、バラエティに富んだトークセッションが展開。さまざまな立場・世代の出演者が、フードシフトの取組事例を一緒に知りながら、これからの「食」のあり方について語るキックオフトーク、フードシフトの現場を訪れ生産者たちに出会い、話し、農業を体験してきた大学生たちが、JA全中会長に直接意見をぶつけるトークセッションなどが、ライブ配信も併せて実施された。