11月3日、六本木ヒルズ展望台 屋上スカイデッキにて「ダイヤモンド富士」の鑑賞会が行われた。

 ダイヤモンド富士とは、沈む夕陽が富士山頂とぴったり重なり、その瞬間まるでダイヤモンドのような輝きを放つ希少な現象。特に、海抜270mのスカイデッキから、眼下に広がる大都会と自然のダイナミックなスペクタクルを感じられるこの鑑賞会は、他の場所ではなかなか味わえない体験として人気が高い。
 今年は天候に恵まれながらも、日没の時間帯は富士山周辺に雲がかかり見ることは叶わず。しかし、東京シティビューのオフィシャルフォトグラファーで、長年ダイヤモンド富士を撮り続けている荒谷良一氏は「コロナの出口も見えてきたこともありスカイデッキには多くのお客様が集まりました。同じ風景を見て感動を共有できる素晴らしさを、あらためて感じました」と、何よりたくさんの人と感動を分かち合えたことへの嬉しさをにじませた。

 スカイデッキからダイヤモンド富士が鑑賞できるのは、11月と2月の年2回のみ。荒谷氏によると、次回は2022年2月7日の17:00頃とのこと。ぜひこの貴重な現象を、現地で実際に体験してみては。

【画像】撮影：荒谷良一