15mの超大作や代表作が集結!ダウン症の天才書家・金澤翔子の個展

森アーツセンターギャラリー

  • 2021/12/21(火)
  • イベント
  • フォトニュース
15mの超大作や代表作が集結!ダウン症の天才書家・金澤翔子の個展

 5歳から母の師事で書を始め、全国の名だたる神社仏閣での席上揮毫を行うなど、注目を集める書家・金澤翔子(かなざわしょうこ)の、過去最大規模の個展「書家 金澤翔子展 つきのひかり」がスタート。

 展示では、彼女の人生の歩みとともに、作家デビューした20歳の作品を中心とした「飛躍」、一人暮らしを始め、作品にも変化が訪れた30歳以降の作品を紹介する「自立」、そして、現在の翔子の新しい挑戦を披露する「旅立ち」の、3つのゾーンで代表的な作品群を紹介。
 俵屋宗達が描いた屏風の構図と書の構図が偶然に一致した《風神雷神》、東日本大震災後に発表した骨太な《共に生きる》など、無垢なエネルギーに満ちた自身代表作が会場いっぱいに広がる。また、金澤翔子史上最大規模となる15mの新作《心に光を 夜空に月を》の圧倒的な力強さも必見だ。一方、最愛の母との交換日記や書き置きなど、書以外の文字からは、お茶目で慈愛に満ちた彼女の一面も垣間見える。

 過去を振り返らず、未来を憂うこともない、いつも今だけを生きる金澤翔子だからこそ書き続けられる、人の心に真っ直ぐ届く作品を、この機会にぜひ堪能してほしい。

【会期】12月22日(水)〜2022年1月8日(土) ※会期中無休
【時間】10:00〜20:00(最終入館19:30)

記事を探す

記載内容は取材もしくは更新時の情報によるものです。商品の価格や取扱い・営業時間の変更等がございます。