泉屋博古館東京が3月にリニューアル。一新された展示室や新カフェを先行公開

泉屋博古館東京(六本木1-5-1)

  • 2022/1/6(木)
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泉屋博古館東京が3月にリニューアル。一新された展示室や新カフェを先行公開

 2020年1月より改修工事のため長期休館に入り、昨年4月に館名を改称した「泉屋博古館東京」が、今年3月にリニューアルオープンすることが決定。それに先駆けて、一新された展示室や、新たに併設するカフェなどが公開された。

 かつての重厚なエントランスは、幅を広げ庇部分を短くしたことで、かなり開放的で入りやすい雰囲気に。入館受付やエントランスホールもゆったりと落ち着いた印象になり、キャッシュレス決済対応、ロッカーやトイレの増設など快適な鑑賞を支える設備面も充実。
 そして展示室は、事務所スペースだった場所を改修するなどして2室から4室に増え、全室がグレーを基調としたシックな空間に生まれ変わった。ケース、照明、天井、カーペットまで一新されているが、特に、自然光に近い最新のLED照明のおかげで、より作品の美しさが際立ち、没入しやすい空間にアップデートされているように感じる。ちなみに、新設された第4展示室は、他展示室と少し趣が異なるが、これはかつてこの地にあった「麻布別邸」の記憶を継承したものだとか。

 また、泉屋博古館東京のもう一つの魅力になりそうなのが、敷地内に併設された「HARIO CAFE」。名前の通りガラス製品メーカーのHARIOが直営する都内2店舗目のカフェで、HARIOの器具で淹れたスペシャリティコーヒーや紅茶を楽しめるほか、それらの器具やガラスアクセサリーも販売。泉屋博古館東京店限定商品も扱っている。席数は20席弱と小規模ながら、一面ガラス張りで解放感に溢れ、横の庭園を眺めながら展示の余韻にひたることができる。カフェは既にオープンし年中無休で営業しているので、3月のリニューアルを待たずにカフェのみの利用もありだ。

 リニューアルオープン記念展には、過去最大規模で住友の日本画コレクションを紹介する「日本画トライアングル」が予定されている。

【リニューアルオープン日】2022年3月
【リニューアルオープン記念展】3月19日(土)〜5月8日(日)
【HARIO CAFE】11:00〜18:00 ※年中無休

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