東洋の美を伝える南青山の新文化拠点

根津美術館(南青山)

  • 2014/04/01
  • カルチャー
  • アート
根津美術館門からのアプローチ。表参道からみゆき通りを歩いてきた来館者は、美術館の前面を覆う緑鮮やかな竹林の風景にまず驚く
© 藤塚光政
© FUJITSUKA Mitsumasa

3年半に及ぶ改築を経て、2009年10月に新装開館。東武鉄道をはじめ、関東で多くの鉄道を経営したことから“鉄道王”と呼ばれ、東京電力や日清製粉などの経営にもかかわった根津財閥の創始者・初代根津嘉一郎により1941年に創立された美術館が、建築家・隈研吾により、伝統と現代性を融合させた静寂な美の空間に生まれ変わった。

展示面積は改装前の約1.6倍に広がり、各展示室では企画展示を筆頭に、書画、彫刻、青銅器、工芸、茶道具等、根津氏の収集による多岐ジャンルに渡る東洋古美術品の、そのひとつひとつを、約8万個のLEDライトを駆使して美しく展示。オリジナルグッズを取り揃えたミュージアムショップは2倍の広さになり、また、池に臨んで4つの茶室がたたずむ緑豊かな庭園内にはカフェもオープン。ハイセンスな都市空間の中で、美術と自然に身をゆだねてくつろげる。

  1. 《那智滝図(なちのたきず)》
  2. 《双羊尊(そうようそん)》
  3. 《御所丸茶碗(ごしょまるちゃわん)》
  1. 《那智滝図(なちのたきず)》 【国宝】  日本・鎌倉時代 絹本着色
  2. 《双羊尊(そうようそん)》 【重要文化財】 中国・殷時代 青銅
  3. 《御所丸茶碗(ごしょまるちゃわん)》 韓国・朝鮮時代

基本情報

名称 根津美術館
所在地 港区南青山6-5-1
電話番号 03-3400-2536
料金(税込)
特別展
一般1,200円、高大生1,000円
平常展
一般1,000円、高大生800円
営業時間 10:00〜17:00(最終入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(休日の場合、翌火曜)、展示替期間、年末年始
アクセス 銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道駅」徒歩8分
公式サイト http://www.nezu-muse.or.jp/

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